日本で珍しい、”帯江”の地名

 私が生まれて育って、これまで数十年間を生活してきたこの『帯江』の土地。今は倉敷市の東部、地名で「羽島」「二日市」「加須山」「有城」「亀山」「帯高」の6地区を指し、帯江小学校の学区を『帯江』といいます。昭和27年までは「都窪郡帯江村」だったところです。
 「”帯”のように曲がりくねった長い入り江」からこの地名が付いたとも言われています。どうやら地区の東部を流れる六間川の形からそう言われたようです。帯江小学校の校歌にも

 ♪♪ 入り江の帯に似たりとて  その名を得たる 帯江さと ♪♪

 と最初に歌われています。(もっとも昔は”さと”は”村”と歌いましたが!!)

 そうなら同じ様な地形で同じ地名がついた土地が、他にもあってもいいのではないか?。あったら”姉妹地区”とか??なんて早とちりした私めは、「角川日本地名大辞典」で探してみたのです。
 ところがそこにあったのは、

 のみなのです。このHPの対象とした「旧帯江村」以外には帯江新田と中帯江があるのみで、この2つは当然わが帯江地区に関連した地名なのはあきらかです。

 な、なんと。「帯江」は日本全国で唯一つ、この土地にのみ名付けられた地名だったのです。(注:と思ったのですが=後出参照)
 わたしのようなミーハーにはこの事実だけで、このHP制作にはりきってしまう材料にはじゅうぶんです。がんばってしまいますので、みなさまよろしくお願いします。(2000、8)


もう一つの『帯江』が、坂本龍馬脱藩の道近くにあった!

 読者の方からお便りをいただきました。「愛媛県に『帯江』がある。」と言われるのです。しかも地図付きでした。貴重な情報ありがとうございます。さっそく現地の村役場に電話してしまいました。
 「愛媛県喜多郡河辺村大字三嶋小字帯江」だそうです。またこの河辺村は、明治維新のとき坂本龍馬が土佐藩脱藩で駆け抜けた山道にあたるそうです。
 河辺村役場のHPに珍しい屋根付き橋のひとつである「帯江橋」の写真がありましたので、右に載せさせていただきます。16.5mの木製歩道橋だそうです。(2003、9)


 えっ!!、世界に『帯江』は??。う~~ん。"Obie"、あるかもしれませんね。どなたか調査なさいませんか。

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