最終書換日:2002/2/28

花も嵐も、ラーメン物語、その17

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味音痴のラーメン談義です。独断と偏見をお許しください。

岡大医学部横の新しいラーメン屋さん
   岡山大学医学部の前を東西に走る道路があります。それを清輝橋交差点にむかって東へ、西側(枝川)を過ぎて右側10軒目くらいでしょうか?「支那そば鳳夢蘭」と書いた茶色い幟が目につきます。そうここにも新しいラーメン屋さんがオープンしているのです。
本当に最近の岡山は新店ラッシュですね。
”ホームラン”とも読めますが野球と関係あるのかどうか?まだよくわかっていません?。
茶色い暖簾をくぐって入って行きますと、支那そば550円からいくつかのメニュー。昼はセットメニューもあるようです。
出てきました。鉢は普通です。黄色い不透明の黄色いスープ。濃い目です。麺は細めのストレート。岡山では珍しく上に乗った「鳴門」の白さと赤い渦巻きが目を引きます。
チャーシューもなかなかで、私にはよくまとまった美味しいラーメンと思われました。
家族できりもりしておられるようで、食べた後「ご馳走様でした」と自然に声が出る、暖かい雰囲気のお店でした。道の斜め前に100円パーキングがあるのもうれしいです。
営;11:30〜14:30、17:30〜19:30
休:日曜、祝日
 

ふたたび、三たびベトコンラーメン
    今日は久しぶりの月曜日のお休み。昼御飯をどうしようかと思案を巡らせていたとき、思い付いたのがご近所のベトコンラーメンでした。あの行列に恐れをなしてしばらくご無沙汰だったものですから。
 11時30分の開店と同時に入店。無事に座れました。後ろの行列席にはあとから入ってこられた3名のみ。いつものイメージからすると「空いている」日です。
 何にするかって!もちろん「国士無双」を注文。向こうのご家族さんはお子さんにラーメンと、あとはベトコンラーメンを注文。右となりのお二人さんは、ベトコン×2、プラス餃子×2。そのむこうの私と同年輩の男性は国士無双、左となりの営業マンスーツの3人組は、ベトコンラーメン+国士×2+とりから×2。そうそうここの鶏の唐揚げは、拳大の大きなものでとっても美味しいんです。我が家でも複数で来たときは、2〜3人で1人前頼んで、レタスにくるんでいただいたりするんです。
 「国士無双」通称”こくし”はベトコンラーメンの上に炒めた野菜が10数センチ??の高さに盛り上げられたものです。上にニンニクが4〜5個も乗っています。
 来ました来ました。これこれ。さあ食べましょう。まず野菜をつまんで2口3口。バリバリ!。もやしや色んな野菜の生臭さも口に残ります。次に野菜をかき分けて麺を引き出し口へ。まあ大したことのない麺ではあります。さらに下の方からスープをれんげですくって一口。うん、辛いけれどもこれも大したことないかも・・。
 なぜかこの日は批評的な食べ方になってしまいました。私の周りの上品なグルメの方達が「滅茶苦茶で美味しくない」と酷評するのが分かるような気もします。
 でもいいんです。上のニンニクを一かけ口に運んだ後は、次々と野菜や麺を口に文字どおり押し込んでいる私でした。「なんだかお腹の空いた欠食児童みたいだな」などと思いつつも手を止めることができません。向こうの熟年男性も脇目もふらず黙々と口へ運び続けておられます。
 うーん。15分くらいもかかったでしょうか?。ついにスープの最後の一滴を飲み干し「あー、食べた。」という実感。これで夜までこの満足感が続くのです。私にとって他のどのラーメン屋さんでも味わえない、ここだけの特別な満足感なんです。まさに「中毒」ですね。
 その夜のこと。お隣のふとんのお方が「お父さん、今日はくさーい。あっち向いて寝て!」とのたまうのです。家庭内別居の危機?をはらみながらの、私のベトコン通いレポートでした。(2001、11)  

前回のレポートはここ

謎の「ベトコンラーメン」、その真相??に迫る

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博多ラーメンのチェーン店は全国72番目の出店を倉敷に
   最近の岡山倉敷はまさに新ラーメン店の出店ラッシュですね。ここへもまた派手派手しく開店したお店があるのです。場所は倉敷市の沖新町、新大高街道の新旧2号線に挟まれたちょうど中間あたりの東側あたりです。「博多金龍」大きな派手な建物で、11月初旬に開店して以来行列が続いていると聞いております。開店2〜3カ月は食べにいかないことをモットー?にしている私ですが、なぜか今日は入ってしまったのです。前を通ったらちょうど駐車場が空いていたこともあったのでしょうけど。  なるほど、まるでファミレスのようです。広いお店にカウンターやテーブル席。中央にマンガの並んだ書棚まで。とんこつラーメン380円、醤油ラーメン450円。油そば、チャーシュー麺、おっと餃子やカレーライスまで。家族連れを意識しているのでしょうか?安いことも安いです。  九州から愛知まで全国展開で、倉敷は72店鋪目だとか。博多に敬意を表してもちろん「とんこつ」。出てきました。大きなチャーシューをはじめ、いろいろ乗っています。一口三口。おや。なにやら「とり放題(無料)なんて書いてあります。辛子高菜、ニンニク、秘伝のタレ?。どれもこれもたっぷり入れて、おまけにすり胡麻もたっぷりかけて、それでいただきました。秘伝のタレの説明に「4千年前の中国唐の僧が、ラーメン修行で開発した」なんて書いてあるのを見て???となりながら「でも安い」と思った一日でした。(2001、11)  

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パッ、サッ、スッの180円ラーメン
    岡山市のオランダ通りといえば、表町の東の南北通りで、やまと、だて、一元といった有名ラーメン店のひしめく通りです。その一角に今度オープンしたのが「ラーメン一番」というお店。なんと「びっくりラーメン、180円」が売りなんだそうです。マックが半値バーガーを初めて当たりをとったのは少し前ですが、この180円ラーメン、岡山の最安価なラーメンに比べても半値。。。。 いつもはこういうお店はなぜか敬遠する私なのですが、なぜか前を通った拍子に入ってしまいました。別に「一度は食べてレポートを」という義務感などではなく、ほんの気まぐれなんですよ。
びっくりラーメン180円のほかに、味付け卵ラーメン、チャーシューメン、みそラーメンなど、いろんなラーメンが250〜350円の間で食べられます。餃子も(5個で)180円。なぜか深夜はラーメン一杯につきプラス100円だそうです。 セットメニューもあります。
この180円のラーメン、本当にシンプルですが、それなりの形??はしています。こういうシンプルなラーメンって麺の味が美味しさを決めるんですよね、、なんて考えながら一口。「おや、美味しい」。180円でどうせ、、なんて先入観があるせいか、この麺、美味しく感じられました。うん、スープもあっさりで、いやな感じは全くありません。ふーん。
というわけで、私は前にあったコショウ、七味をたっぷりとふりかけまして、なんと、美味しくいただいてしまったのです。ごちそうさまでした。
だれかが「パッと入って、サッと食べて、スッと立つにはいいラーメン」と言っておられましたが、本当にそのとおりでした。 なんでも大阪発祥で、京阪神に店舗をひろげるチェーン店だそうです。(2001,12) 

PS:その後、岡山駅西口に引っ越されました。(2003)

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番外編:神戸ルミナリエと中華料理屋さん
  「ルミナリエに行ってみたいんだけど。」
ある朝、つれあい殿がぽつりと言ったのです。
「○日でいいかしら。」
”ルミナリエって何??”
「神戸のイルミネーション!」
「神戸の友人が誘ってくれたの。あなたがラーメン食べ歩きしてることも言っておいたから。」
ポツリポツリと概略があきらかになってきます。最後の一言が効いたというわけでもありませんが、まだ何だかよく分からないなりに予定表に書き込んでしまっていた私でした。
で、良かったですよ。”神戸ルミナリエ”。阪神大震災の鎮魂のため、大きなルミナリエ通りとそのさきの公園をすごくきれいな照明で飾り、讃美歌を聞きながらみんなで歩くという催し。
案内していただいた友人など、震災の記憶がまだ生々しいだけに感激されたのか「永田が燃えている時、必死で逃げましたよ。」などと歩く間中、当時の模様を私たちに語って下さいました。

そしてその前に案内していただいたのが2軒の中華料理店です。さすが横浜と並んで中華街を持つ本場ですね。「神戸元町別館牡丹園」と三宮本道の「○萬食堂」でしたが、どちらも麺はしっかり、中華料理屋さんらしい透明なスープで美味しくいただきました。特に「○萬食堂」の麺は細い平麺ながらも存在感十分でよかったです。
「2軒とも初めて神戸に来られるかたに私がお勧めする店です。」と、そのつれあい殿の小学時代の友人。なんと甲子園常連校で野球の指導をされているという方だったのです。(2001,12)
PS:あまりにルミナリエが良かったので、このラーメンレポートで初めて写真を飾る気になってしまいました。

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山口ラーメン事情、幻のラーメンとバリそば
   西の小京都山口市、なぜかその西半分は「湯田温泉」という温泉地になっているのです。古い歴史のある温泉のようで、私も20年ばかり前小さな子供達を連れて観光に来た記憶があったりします。
 中心地を車で走ってみますと何軒かラーメン屋さんもあるようで「博多金龍」なんて派手な看板もみつけました。そして温泉地の西の端辺り、「ホテルタナカ」の建物の1Fに「幻のラーメン」という看板が出ていたのです。”幻”らしく文字もちじれています。入ってみました。壁や天井に竹を多く使った和風の内装、その古さからは元は居酒屋か何かでその跡地でラーメン屋開業したものと想像してしまいました。
 「幻のこってりラーメン」550円を注文。厨房にはきれいなお姉さん。白っぽい良い感じの器で出てきました。醤油の色は目立たず、そのかわり一面に脂が浮いています。細めんも固めでしっかり。美味しかったです。脂が多いわりにべっとり感はなく、食後感もわりあいにすっきりしているではありませんか。
 旅先で見つけて飛び込んだラーメン屋さんのなかでは「もうけた!」一軒でした。

 その夜のことでした。悪友達が飲みながら言うのです。「バリそば食べにいきましょう。」
 え、バリそばって?
 「山口にしかない食べ物で、ラーメンを揚げてその上に野菜炒めのあんかけをかけてある。・・・」
 なんだか長崎皿うどんと同じじゃあないですか??
 「麺が太いし、似てても違うんですよ。」
で、出てきました。「はーーい。4人前です。」
 ひとかかえもある大皿にもってある「バリそば」。す、すごい食べ物です。文字どおりバリバリと食べるのです。でも、これ美味しい。とてもこんな量は食べられないと思っていた大皿が、終わった見るときれいになっていました。正面のA君など、麺の最後の一本まで大事そうにさらえて食べて・・・・。
 山口市湯田温泉街の一角、バリそば専門店「春来館」での出来事でした。(2002,2)

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夜は居酒屋になる長浜ラーメンの店!
   岡山市高島、JR高島駅から東へ延びる新幹線沿いの道路。最近スーパーや食べ物やさんが増えて、街が東へ東へと延びています。岡山のことですから当然ラーメン屋さんも出来ます。その東の端あたり、雄町でしょうか?、「花子」という居酒屋兼ラーメン屋さんが出来たというのを聞いたのはいつのことだったでしょうか?。我が家から遠いし、ついついレポートが遅れてしまいました。  ところが最近岡山ラーメン学会の掲示板などで、再び取り上げられる回数が増えてきたのです。  で、久しぶりに東岡山方面に出かけてみました。  長浜ラーメン580円、各種定食700〜750円。メニューは豊富です。カウンター数席と、座敷、テーブル席。そして何よりも「午後7時以降は居酒屋になります」という看板が目を引きます。  おっ、大きなどんぶりに、アツアツで出てきました。うんうん。麺は固くはありませんが、私にはちょうどいいくらい。スープもそんなにこってりではないと思われますが、うん、美味しい。思わず辛し高菜を入れるのを我慢して一玉めを食べ、替え玉をしてしまいました。  スープがしっかりしているので、替え玉にも十分耐えられます。もちろん2つ目は辛子高菜をたっぷり入れていただきました。おっと、ここの辛子高菜はかなり辛いと聞いていました。確かに辛かったのですが、私には嬉しい辛さでした。博多ラーメンの美味しいお店、また見つけてしまいました。(2002、2)

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洋食屋のようなラーメン屋さん
   「やまと」。これほど岡山のラーメンファンの間で語りつくされ、書きつくされ、そして食べ尽くされた?ラーメン店もないかもしれません。  「あそこの親父がこの裏で出汁を取ってやっとったころ、あのころのやまとは本当に旨かったけどなー。」と懐かしむ土地の古老。  「今の代になって、魚出汁の割り合いを増やしたんだと思うが、多分全国どこにもない味で、美味しいと思う。」という中年のラーメンファン。  そして毎日毎日昼には行列をつくる多くのラーメンファンたち。  そして、私はといえば、このHPをはじめたとき、二番目に書いて5年も経ってしまったきりなのです。ときおり食べには行っているのですが。  昭和24年創業というから、終戦直後の第一次ラーメンブームにはじまり、今に続く超老舗である。  でも、この店の前に立つときたいていの人が不思議な顔をするのです。え、何かって?。そう、フォークとスプーンを配した看板に、どう見ても「街の洋食屋さん」という外観なのです。表のウインドーにはたしかに「中華そば」もあるのですが、他に「トンカツ」「カツ丼」「焼飯」「オムライス」etc,,どうみても洋食屋さん??  ここのカツ丼は同じオランダ通りの「だて」などと同じく、デミグラソースをかけた岡山独特のもの。若い人たちはたいてい「中華そば」「ミニカツ丼」をセットで注文して、他県人には真似のできない不思議な取り合わせを食べていくのです。  え、私?、年齢を重ね、基礎代謝の減った昨今、「中華そば」いっぱいで十分満足なのですけれども。でもみなさん、このお店、誰が何と言っても私の岡山でのイチオシのラーメン屋さんには違いないのですよ。(2002、2)

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やっぱり不況ですねー。でも美味しい
   お久しぶりに「采采ラーメン」さんにおじゃましました。最近増えた新興の「岡山のラーメン店」で、登場と同時に話題になり、各種ランキング入りしたお店です。ただ場所柄、ちょっと不利かなと思われますが。
 でも、やはり美味しいです。ジュアーシーなチャーシュー、こってりしたスープ。豚骨の甘味が、じっくりと体中に滲み込むような感じです。私の体に合うのかな?
 でも近くにあった国立病院が引っ越してしまい、今の不況もあって昨年よりかなり暇になったとか?。ご主人の寂しそうなお顔が印象的でした。でも、ここって私が唯二面が割れているお店なのです。最初に黙って食べて、奥様に見つけられてしまった!!。で。
 「岡山は全国一ラーメン店が多いとか。で最近新しいお店が増えてますね。で、どこも美味しいですね。」
 うーん。ここのご主人も食べ歩いておられるようです。(2002、2)
営業:11:30〜14:30、17:00〜20:30      休み:日曜日
前回のレポートはここ

PS:残念ながら、閉店されてしまいました。(2003、春)

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