第３次ラーメンブーム・店舗拡大の人気２店は| ひゅーー、どろん、どろん！？！？ |
えっ、そういえば今メジャーな服部半蔵は当時はまだ駆け出しでしたね。服部半蔵は権力側でしたから、あまり好まれなかったのでしょうか。反権力が「かっこいい」時代でした。でも、今でもそれは変わらない庶民の心情だと私は思うのですけれどもね。
その『地雷也』というラーメン屋さんが倉敷に登場したのです。新大高街道沿い、沖というところです。以前に「百万両沖店」があった跡といえば皆様おわかりでしょうか。でも、ここって・・・。
駐車場も広く、なかなかの店構えです。醤油ラーメン（４８０円）、塩、味噌（５００円）。各辛味＋５０円、チャーシュー麺（各＋２００円）、それぞれこってりとあっさりが選べ、他に豚トロラーメン、焼き飯・・・メニューは豊富です。
醤油の辛味ラーメンは唐辛子が海苔の上に乗って出てきました。スープはとり出汁と野菜の透明なもの、こってりは脂を浮かせてということでしょうか。極細のストレート麺、チャーシューは脂身と肉身が各一枚、とろとろ。もやしとキャベツの細切が乗っていますがよく味になじんでいます。辛みのせいもあるかもしれませんが、けっこう美味しかったです。みなさまもどうぞ。（２００３，１２）
| 番外編・大阪のやさしいラーメン |
『彩華』、そう、あの天理ラーメン・サイカラーメンの彩華です。７年前にＨＰを始めたころ、大阪近辺のラーメンＨＰを見ていて、唯一「あ、これが食べたいな！」と思ったのがここなのです。
で、ここは大阪は心斎橋、大丸百貨店の裏あたり、彩華心斎橋店です。入ったとたんに「あ、静かな店だな」という印象でした。でも午後３時過ぎというのに８人の先客。 サイカラーメン（小）500円。小というのが麺１玉だそうです。けっこう大きな鉢ででてきました。表面は全体が細切れ野菜で覆われています。そして立ち上るニンニクのにおい。「うん、うん。」野菜の量事態はそれほどでもありませんでしたが、スープは透明な醤油スープに唐辛子が浮かせてあります。脂の量は普通でしょうか。
野菜の間から麺をつかみ出してスルスル。おや、細いちぢれ麺のようです。が、これが何とも”やさしい”麺なのです。博多系の細くて強い面もいいですげ、このやさしい麺もまたいいな！などと考えながら、とうとうスープの最後の一滴まで飲み干してしまいました。
メニューには「体も心も温まるラーメンを」と書いてありましたが、本当にそうですね。ごちそうさまでした。（２００３，１２）
| 高島屋横の２軒のラーメン店 |
ここもその代表的なところです。岡山高島屋の北向かいにある２軒のラーメン屋さん。そのうちの一軒はこのところの変化が激しいです。「牛骨ラーメン紅醍醐」が閉店して、黒の内装が特徴的だった「龍麺」になったのですが、この１０月にはもう「限定家」に変わってしまいました。カウンター１０席のみという細長い店なのですが、照明が暗いため入店するとその変化にとまどいます。
醤油とトンコツで、ラーメン５８０円、辛味ラーメン、チャーシュー麺など。それぞれにあっさりとこってりがえらべます。
コッテリの醤油ラーメン、スープは透明なようでしたが、たっぷりの脂が浮かせてありました。麺は細いストレート。チャーシューは小さいけれども厚めで美味。シナチクは好い香りを保っています。もやしも良くなじんで、嫌味も無く全体としてけっこう美味しかったです。
あれっ、なんだかこの２つ前のレポートのお店と似てないか？ですって？。そうそう、私も何となくそんな印象を受けたのですけれども。
一方で２軒隣の「たべ亭」というラーメン屋さん。この時のお客はなぜか私のみでしたが、近所の激変を横目にゆうゆうと営業しておられる様子。店はテーブル席を入れて１０数席と少し広いようです。
醤油、トンコツ、塩ラーメン各５００円。味噌、ネギ、ちゃんぽん麺７００円。セットメニューも豊富です。
あっさり醤油の半濁スープ。麺は中細ストレートで、「手打ち」とうたってあるだけあって、しこしこと美味でした。毎日１０日はサービスデーで全品半額とか。場所は良いと思うのですが、それでも続けるにはそれなりの工夫をされているようでした。（２００３，１２）
| 繊維街横、赤いテントのラーメン屋さん |
そこで今回は、岡山市辰巳にあるその『ハピネス』を訪ねてみました。岡山市西部、繊維問屋街のすぐ横、大野辻交差点から南下して、右に「中商事」の看板をみながら右折すぐのところにありました。磨屋町店と同じく赤い看板が良く目立つお店です。
左奥に駐車場５台分、店内は２０席余りでしょうか。すっかり看板娘におさまった彼女は、ニコニコと働いておられました。
中華そば（醤油、味噌、塩）５００円から、お好み焼（ぶた玉４８０円、モダン焼き５８０円など）、うどん、焼き飯とメニューは豊富です。典型的な街のラーメン屋さん、いや食堂です。
「なるほど、あの味はこのお店の味だったんだ・・・。」何となく納得してしまいました。いただいた醤油ラーメン、相変わらず嫌味が無く美味しかったのです。岡山のラーメン屋さんの流れの一つ『街角なつかし系』（私勝手命名）。八方、きよね、玉ちゃん・・・。ここに入れる名前がまた増えました。昭和５２年創業だそうです。
お店はご近所の方とおぼしき皆さんで賑わっておられましたが、お好み焼（広島風）のほうもけっこう忙しそうでした。（２００４，２）
休：日、祝
営業：１１：００〜２１：００（土は〜１７：００）
| 玉島港近くのラーメン屋さん |
その少し手前、左側に「ラーメン」の看板が見えたのです。どうやら普通の民家の一階で営業なさっておられる様子。家族連れらしい数人の方々が、満足そうな顔をされて出てきたばかりでした。『ラーメン ジャン』という名前のようです。
「当店のスープは、油・インスタント製品は一切使用しておりません。自然の味を・・・」という看板に誘われて入ってみました。１０席ばかりのちいさなお店。この家の奥様らしい人が一人できりもりされています。ラーメン４３０円、焼豚ラーメン５３０、チャンポン５８０、焼き飯、ピラフ、中華丼、ギョウザ・・・などのメニュー。
ラーメンはあっさり味の醤油スープ。中くらいの太さのストレート麺にチャーシュー４枚。「辛いのが好みの方は」とコーヒーにミルクをつける小さな器で、醤油ダレがついてきました。「これってトリ出汁なのかな？」なんあてがらにもなく考えながらいただきました。後味スッキリの美味しいラーメンでした。（２００４，２）
| 番外編・つばめ、すずめ、うぐいす・・ |
でもとにかく今日はその一軒、『つばめ』さんに行ってみました。平和大通りを西へ。平和公園から川を２つばかり渡ったすぐ左側でした。冬にはいないはずのつばめですけど、このお店はしっかり開いていました。４０席ばかりがほぼ８割方の入りで繁盛しているようです。
メニューは中華そば５５０円のみ。あ、おでんもあって注文のラーメンが出てくるまでの間、みなさんつまんでおいででしたね。
小ぶりの鉢に入ってきました。麺は細め、チャーシュー４枚、豚骨と鶏出汁混合の醤油スープのようです。
おや、これって！？。そう、何と言えばいいのでしょうか。水島百万両にそっくりの味ではありませんか？うん、美味しい！！。鉢の底近くに「つばめ」の文字を確認しながら、熱々のスープ、飲み干してしまいました。（２００４，２）
ＰＳ：「すずめ」さんはこのすぐ近くでしたが、１５時からの営業のうえ日曜休みとかで、今回は食べられませんでした。
| 里庄のど派手なラーメン屋さん |
ということで、入ってみました。数組の先客。メニューは、天天ラーメン５６０円〜。チャーシュー麺７６０円。最近味噌５９０円も出来たようでした。
天天ラーメン出てきました。鉢の両側に立った海苔がプーンといい香りです。麺は中くらいのストレート麺です。チャーシュー２枚にシナチクはいつものとおり。あ、ネギの手前にキャベツが結構量多く？。ということで、スープをすすってみました。「おや、この味は？？」なんだかいつもの馴染んだ味と違って変わった香りです。店にはスープに関する薀蓄がいろいろと書いてはありましたが。隣をみますと、ニンニクや七味がありましたので入れていただきました。（２００４，２）
| 番外編・大牟田ラーメン |
といいますのも、私には「大牟田ラーメン」というと調査しなければいけない難問が数年前から積もっているのです。
九州ラーメン研究会の○○氏からの問い合わせでした。「九州でも大牟田のラーメンは、戦後すぐ岡山から製麺機片手にやってきた３人のラーメン職人さんたちがはじめたものです。その方々は昭和４０年代にはみんな岡山に帰っていったと言われています。その方々の消息がわからないでしょうか？その方々の名は、○○、ＸＸ，△△です。」
岡山ラーメン学会発足間もなくの問い合わせに、私も電話帳で関係の姓の名前に電話をかけまくったり、県下のラーメン屋さんに問い合わせたり・・・。手をつくしたつもりなのですが、いまだに消息はわかっていません。もちろんこの３人は今生きておられたら８０歳以上ですし、「実はひいじいさんが」という世界かもしれないのですが、なんとか情報をつかみたいと今でも努力しているのです。
で、三原のこのラーメン屋さんの若主人「私は大牟田出身で、ここでラーメンをはじめたんです。最初は九州ラーメンとしていたんですが、みんなが長浜と味が違うと言われまして。それで大牟田ラーメンと名乗ることにしたんです。その岡山の話しは私の生まれる前ですし、知らないですね。」
う〜ん。残念。(2004,2)
ＰＳ：この大牟田ラーメンの元祖の話し。情報を求めます。何かご存知のお方はメール下さい。
hanaara@yahoo.co.jp
| 第３次ラーメンブーム・店舗拡大の人気２店は |
そのさきがけとなった数年前、そうちょうど「岡山ラーメン学会」が発足したころに、急に人気店になった２つのお店がありました。そして昨年末から今年初めにかけて相次いで店舗を拡張され、新たな挑戦にのりだされたのです。
最初は倉敷市羽島の「ラーメン屋敷」です。私の地元でもあり、幾度か訪れています。
お隣にあった中華料理店を買収して、店のエリアは倍増。厨房も新しくなりました。外ではせまかった駐車場も周辺の土地を確保して、１０数台以上が止められるようになっています。おや、そういえば新しい顔ぶれが厨房に。どうやら息子さんが後を継ぐことになって修行中のようですね。
広々とした店内、ご近所の皆様でしょうか、家族連れで賑わっています。カウンターで待つ事しばし。出てきました。ラーメン４５０円。相変わらずチャーシューが５〜６枚。少し黒めの醤油スープに、中細ストレート麺です。
「うん、美味しい。」もう私の舌が馴染んでしまったのでしょうか？脳は評価を拒否したようです。ゆっくりとそして夢中で食べてしまった１０分間ではありました。
お隣のお客さんは、名物のトリカラも食べておられます。」あれっつ、ギョウザもメニューに加わったのかな？
とにかく、ご近所の美味しいお店が駐車場も増えて、行きやすくなったのは大歓迎。私の通う率も増えるかもしれませんね。（２００４，３）
前回の「ラーメン屋敷」レポートはここ
写真はここ
続いては岡山市倉田の「博多一番」です。東中央病院横でささやかに？営業されていたのですが、今回１００ｍほど移動されまして、大通り沿いの広いお店になりました。もちろん駐車場もたっぷりです。
おやおや１０数台ある駐車場がほぼいっぱいではないですか。移転効果抜群。お客も急増したようなのです。約５０席へと増えた客席は、ほぼ７分の入りでした。一段高くなった厨房では、あの髭の大将が多くの店員を指揮して大忙しの様子でした。そう、店員も大幅増なのです。修行に入ったような若者の姿も目立ちました。
数年前にラーメンマニアの間で「美味しい・いやまずい」などと論争があったお店ですが、そんな事は世間には無視されて繁盛が続いていているようですね。
うん、美味しい。博多「トン吉」直伝の味は、いつも私にはぴったりなのです。どちらかといえばあっさり味なのでしょうが、それがまたいい！。
違ったことといえば、私のほうが年とってダイエットを始めてしまい、替え玉をしなくなったくらいですね。でもコラーゲンたっぷりのスープは残さずいただいてしまいます。 うん、なぜかお肌が・・・？なんてね。
もうひとつ違っているのは、メニューが増えたように思えることでしょうか。博多ラーメン５００円（安い）。のほかラーメン定食（６５０）などなど・・。家族連れにとっては、選択肢が広がって行きやすくなったのでは。と思わせたこの日でした。（２００４，３）
前回の「博多一番レポート」はここ