最終書換日:2004/5/31

花も嵐も、ラーメン物語、その26

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味音痴のラーメン談義です。独断と偏見をお許しください。

創業昭和45年の新店!
 

   倉敷市西部、庄地区に新しいラーメン店がオープンしたと言う噂を聞いて行ってみました。旧国道2号線を瀬戸大橋温泉から少し西へ走ったところです。「少し来ない間に周囲の景色も変わったなあ。」と感慨にふける間もありませんでした。右側に「中華そば あさひ軒」というお日様マークの派手な看板が見えてきました。駐車場も広く、内部もファミレス風です。
 醤油ラーメン390円、ネギバカラーメン490円、チャーシュー・・。同じ構成と値段で塩も。味噌は少しお高め!です。ギョーザ、から揚げ、チャーハンなどとのセットメニューもあります。
 ベースの醤油ラーメンを頼みました。透明なあっさりスープに、豚の背脂がプカプカ浮いているのはまるで尾道風。大きな海苔と半熟玉子1/2個はちょっと東京っぽい感じです。大きな丸いチャーシューもけっこういけます。麺は少し白っぽい中細ストレート麺。うーーん。どちらかといえばスープ飲みの私としては満足するお味でした。次回ちょうど昼時に通りかかったらきっと寄る事でしょうね。390円というのもいい!!。コストパフォーマンス的にはかなり上位に入りそうです。
 と、ところで、ここって以前は「ふー太」と言う店だったような気がします。帰りしなに聞いてみました。「そうです。『ふー太』が名前を変えて『あさひ軒』になりました。」ということでした。それで納得。「昭和45年創業」という表の看板は、どうやら『風来坊グループ』創業の意味だったようですね。

 前回の「ふー太」レポートはここ。それにしても前回のレポートからもう7年も経ってしまったようですね。月日の経つのは早いものです。(2004,4)

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東京帰りの九州ラーメンが、期間限定でテント営業!
 

   倉敷市庄地区。瀬戸大橋温泉のお隣になにやら掛小屋が??  といいましてもサーカスではありません。移動ラーメン屋さんのようなのです。でっかいテントを張って「期間限定」という看板をかかげて始めたのは「九一麺」というお店です。九州一番というチェーン店が全国を移動させて、2ヶ月程度開店する移動店舗です。昨年東岡山の旧2号線沿いにもやってきて、岡山のラーメンファンの話題になりました。どちらかというと話題には飛びつく?岡山県人めあての営業としましては、「2ヶ月程度」というのはぴったりの営業戦略なのかもしれませんね。この日も約40席の8割程度が埋る盛況でした。
 九一麺670円、玉子麺+100円、チャーシュー麺+300円・・・、うーん。岡山ならともかく倉敷ではちょっとお高め?ですね。他に同じ値段で醤油豚骨麺、100円アップでこく味噌麺、あっさりの博多豚骨麺は610円ベース。ギョーザ、チャーハン、杏仁豆腐etc・・・とメニューも豊富です。
 九一麺をお願いしました。ちょっと疲れがたまっていたという私の個人的事情からでしょうか、目の前にあった真っ赤な辛し高菜を多少多く投入して食べてしまいましたけれども。
 最後に聞いてしまったのです。「ここって去年東岡山に出していましたね?」「あ、あれとは違うようです。メニューなんかも新しくなりました。」若いアルバイトのおねーさんのお返事は、メニューの「Ver.2」という文字でなぜか納得させられてしまいました。(2004,4)

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中庄駅前のラーメン屋さん
 

   とんこつ醤油ラーメン550円、けっこう美味しいのですが、もう一つの「へてのやラーメン650円(にんにくと野菜たっぷり)」というこのお店の看板メニューを食べない事にはリポートになりません。ところが行くたびに「今日はにんにくはちょっと・・」という日が多く、このリポートが遅れてしまいました。
 JR中庄駅前にある「へてのや」というラーメン屋さんです。裏のほうに駐車場もあり、カウンターと座敷席で10数席でしょうか。今日は「へてのやラーメン」をいただきました。なるほど白菜やニラなど野菜類がチャーシューと混ぜん一帯となって乗ってきています。麺は細麺、スープは白濁醤油味。うん、美味しいでは有りませんか?。どう言いましょうか?全体に味が馴染んでいるという印象です。中程から目の前のニラキムチも入れていただきました。
 いつのまにかスープまで完食、ウーロン茶を口へ運んでいました。あ、このお店は入店するとすぐにウーロン茶が出てくるのです。
 他のメニューは、みそラーメン600円、からあげ、春巻、ギョウザ・・そしてセットメニューもあります。「へてのやラーメン大盛り(2玉)900円」「3玉 1200円」・・・なんと、食べ盛りの若者のお客さんが多いのかもしれませんね??
休:月曜  営業:11:30〜22:00

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和の職人がつくる中華そば
 

   岡山市磨屋町、元「ハピネス」というラーメン屋さんの跡に、新しいラーメン屋さんがオープンしているというのを聞いてのぞいてみました。中華そば「わきもと」だそうです。
 何々「和の職人がつくる中華そば云々・・」ふーん、ここもそうなんだ・・!と思った理由は、このところ和食の板前さんがはじめたラーメン店がいくつか人気店になっているからです。一度に期待感が高まってしまいました。
 ラーメン500円、夜は晩酌目当てのおつまみメニューも並んでいます。
 「それは定食を作るほうが楽ですね。でもラーメンは面白いですよ。和食とは味付けが全く違いますし。それに十人十色といいますか、みんなラーメンの好みが違いましょう。」
 ラーメンを作るのがいかにも楽しいという雰囲気を漂わせながらも、静かに語られます。
 おや、ゆっくりとした会話を交わしているうちに、ドンブリのラーメン、いつのまにか無くなってしまいました。スープも飲み終えているではありませんか。どんな味だったんだろう?にごった醤油スープに中細ストレート麺、チャーシューにもやし、シナチク、ネギとみな定番です。そして何ともいいバランスのラーメンだったのです。
 ごちそうさまのあとこうして歩いていますと、ご主人の雰囲気のせいでしょうか、哲学?でもしたくなるような気持ちにさせられてしまいました。
 そうなんです。私にはなんだか美味しい一杯だったようなのです。ご馳走様でした。(2004.5)
 PS:柳川交差点の通り(筋)から一本西に入った通り、農業会館の少し北寄りにあります。

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香港風家庭料理の店が
 

   最近はしゃれたお酒とお食事の店があちこちに増えてきましたね。岡山市内でもイタリア料理店、フランス料理店、多国籍料理の店・・・があちこちにあるようなんです。若い頃はともかく、あまりそういうところで食事をする習慣がなくなってしまった私などは、ついつい不案内になってしまいます。「不況で仕事先が少なくなったこともあるのかなー」なんて憎まれ口をたたいたり?。

 そういうお店の一軒がお昼限定で中華そばをやっているというのを聞いて出かけてみました。岡山市中心部、クレドビルのすぐ南側、紀伊国屋書店の南並び3軒目?といったところでしょうか?。私などいつもお向かいの「出雲そば」に目が行ってしまい、何回通っても気付かなかったところです。
 「香港風家庭料理 ビストロかぶら」とあります。「bistro」って小さな居酒屋ですよね?。ではかぶら(Kabla)は?うーん。外語辞書にない?やっぱりひらかなだけに、あの丸い大根の事なのでしょうかねーー??
 ということで入店。そうですねー。本当に若い頃でしたら、誰かさんと夕食でもご一緒して、楽しい会話が続くかも・・・。なかなか雰囲気のよろしいお店ではありました。
 「昼のランチメニュー」中華そば(しお、醤油)700円、やきそば、豚角煮セット・・など。もちろん中華そば(醤油)をいただきましたです。
 半透明の醤油スープに、細めのストレート麺。少し厚切りのチャーシューの上に、半熟玉子が彩りを添えています。それよりもここの特徴は、食べようと思った瞬間の魚系の香り、そしてスープにたっぷりと浮いた脂です。この脂が濃厚感を演出して、思わずゆっくりと食べたくなるような美味しさでした。ごちそうさまでした。(2004,6)
営業=11:30〜14:00、18:00〜22:00
休=月曜

PS:このお店、その後6月末に昼の営業を停止。近々(7月中に)閉店されるそうです。このレポート直後、残念なことになってしまいました。

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「横浜家系」に似た?
 

   岡山市役所から東へ、枝川(西川)筋に出たところに今年オープンしたのが、「よこはま家」というラーメン屋さんです。
 開店早々から「すわ、家系か?」とマニアの間で話題になり、何人かが挑戦?したようでしたが・・・・。
 「家系」というのは横浜中心に広がっている「○○家」と名づけたラーメン屋さんの総称で、家系ラーメンのページなどが参考になるようです。「スープは、店によって若干の違いはあるが、豚のロース骨、ゲンコツ、鶏がら、昆布からとることが多く、長時間の加熱によりゼラチン質が溶け出して白濁している。味は醤油味。スープには鶏の脂を添加する。麺は,太目でストレート。具は標準では,焼豚1枚,海苔3枚,ホウレンソウ,刻み白ネギ少々・・・・」(以上部分引用)
 でも、不明にして「家系」など食べたことのない私にとっては、このお店が「横浜家系」なのかどうかといったことはどうでもよく、ただ美味しければいいのだ・・・とばかりに出かけてみました。(この暑いのにというご批判も置いておきまして?)
 10数席。座ると同じに店主殿が水を運んでこられ、「あのー、食券制になっていますので」と。なるほど券売機がありますし、テーブルのメニューには値段がありません。岡山方式で座ってしまった私、ちょっと面食らって券売機の前に。「ラーメン並580、中680、大780.チャーシュー麺、辛ネギラーメン・・・トッピング各種・・」
 濁ったトンコツ醤油の濃厚なスープです。大きな海苔2枚も関東風を主張しています。チャーシューも美味。もうひとつの違いはシナチクがなくて緑のほうれん草が乗っている事。うーん。
 箸で麺をすくって驚きました。あれっ、これって讃岐うどん!!??と一瞬思ったくらいの太麺なのです。そういえば民放の某局で、讃岐うどんをいろんな麺の変わりに使って、「合うかどうか勝負!」なんてやった番組がありましたっけ。
 この麺、プルプルとしています。もちろん中華麺なので讃岐うどんと食感は違うのですが。食べつけない私は気が付くと、つるつるではなく、もそもそと食べている自分に気が付いたりしました。
 総体にけっこう美味しかったですよ。でも私にとってはラーメンではなく、なんだか別の食べ物を食べたという感じがしてしまいました。ごめんなさい。(2004,7)

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岡山市役所の南のあたりに
 

   岡山市役所から南側、筋筋に2軒のラーメン屋さんがあります。今日はそのうちでも南側といいましょうか、古くからのお店といいましょうか、「つぼ屋」さんにでかけてきました。いかにも年代を感じさせる10席ばかりの小さなお店です。
 中華そば500円、チャーシュー麺600円、カツそば700円・・・。細いストレート麺は私の顔を見ての事か、かなり固めの湯がき具合でした。スープは半濁の醤油。3〜4枚入ったチャーシューも美味。「岡山ラーメン」という言葉があるとすれば本当にそう言いたくなるような、普通に美味しいラーメンでした。ごちそうさまでした。(2004,7)

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普通辛〜激辛まで
 

あの台湾ラーメンの「あじ仙」が昨年の秋に引っ越しました。倉敷成人病センターの前の広い道を少し西へ行ったところです。こんどは駐車場も広々、お店もひろびろとして、今風に言えばオシャレなお店になっていました。
 台湾ラーメン(辛さ、普、中、激)525円、ラーメン475円・・・もちろん他の中華メニューが盛だくさんです。
 極細の黄色い麺に透明な醤油スープ、たっぷりのミンチ肉ともやし、それにニラなどが乗っています。普辛でしたので唐辛子が上に一本。スープは辛味のきいたいくぶんあっさりスープなのですが、たっぷりの脂が浮かしてあり、それなりのコッテリ感を演出しています。
 これが500円だと、お得感がありますよねー。(2004,7)
 営業:11:30〜23:00
 休:月曜日
PS:尚この「台湾ラーメン」、出発は名古屋で、台湾発ではないという話です。
前回の「あじ仙」レポートはこちら

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塩ラーメンの店、総社にも

 この夏は本当に暑いですね。溶けてしまいそう!(融ける,熔ける、解ける、梳ける、鎔ける、説ける・・・、どれ?=暑さのせいで辞書遊びです)
 でも、ちょっとだけ涼しくなったお盆の日曜日、国道180線を走っていました。ここは総社市街地の中央あたりです。突然左側(南側)に少々派手な看板を目にしたのです。「塩ラーメン 嵐屋 信号左折500m」とあります。嵐屋といえば岡山市下中野の新進有名店、どうやら総社市にも店開きしていたようです。
 ここは元町筋と言うんでしょうか?通りに面して駐車場も広いファミレス風の店構えです。「塩ラーメン500円」をいただきました。
 本当に透明なスープの上に少し脂が浮いていて、顔をもっていくと最初にプンといい香りが漂います。麺は白っぽいストレートの細麺。丸いチャーシュー2枚にシナチク、白髪ネギ、それにキャベツも少々・・といったとり合わせです。
 塩気もそんなに強くなく、いいバランスのラーメン、美味しくいただきました。値段もほどほどですね。最近ようやく岡山でも市民権を得たといいましょうか、話題になってきた塩ラーメンです。頑張ってほしいものです。(2004,8)

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夜は居酒屋を始めた郊外店

 岡山市の南部、福浜地区です。三浜町の友人を訪ねたあとは、半年前あたりでしたか、最近に開店したこのお店でした。「庵中」。私も何回目かなんです。
 今回は「夜の串揚げ庵中オープン」というチラシが出迎えてくれました。郊外の住宅地では、ラーメン専門ではなかなかきついのかもしれませんね。
 岡山市中心部から行くと、トマト銀行福浜支店を左折して南へ500m左側。中華レストランといった雰囲気の広いお店です。
 「とりこく580円」「トンこく680円」「赤こく780円」がラーメンのメニューです。ほかにドンブリものや定食メニューが並んでいます。今日は「トンこく」をいただきました。半透明で濃い目の醤油スープ、上に浮いた脂のせいか、胡麻の香りがプンとただよいます。麺は細いストレート麺。チャーシュー2枚、シナチクに白髪ネギと定番です。うん、やはり結構美味しいです。最近流行りのラーメンの味と言いましょうか?それぞれのお店が工夫を加えたもの・・・という感じをうけました。
 「歴史を感じさせるラーメンもいいですが、新進気鋭のこうしたラーメンもなかなかいけるな」などと、柄にも無く評論家気取りで食べてしまった私でした。(2004,8)

営業時間:11:00〜22:00)

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