最終書換日:2004/12/31

花も嵐も、ラーメン物語、その27

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味音痴のラーメン談義です。独断と偏見をお許しください。

倉敷市中心部に奄美出身のラーメン屋さん

 倉敷駅前、一番街という小さなアーケード通りがあります。昔は千秋座通りといいました。そこを少し入ったあたりに「ラーメン」というちょうちんが見えるようになりました。ちょうど1年前の開店だそうです。
 「あまみんちゅ」というお店で、ラーメンのほか夜はお酒やおつまみ類なども出す、ちょっとした居酒屋になるようです。で、その名前からもわかるように、女将さんが奄美大島出身だとか。なるほど、ビールのほか泡盛や焼酎がならんでいます。
 ラーメン(醤油、味噌)500円、チャーシュー麺、野菜ラーメン・・といったメニューを追っていた私の目が「はぶラーメン」というところで釘付けになったのです。
 「あの、はぶラーメンって??」(さすが奄美大島と思いながらつい聞いてしまいました)
 「ああ、はぶのきもが手に入りますので、それが入ったラーメンです。」
 う〜ん。でも今日は初回です。醤油ラーメンをお願いしました。
 あくまでも透明なスープに、中細ストレート麺、チャーシュー2枚、シナチクともやし・・。決してしつこくなく、飲んだ後のラーメンなどには最適かもしれません。でも年とともに小食になりつつある私には1食にちょうどよかったようです。
 「ここらあたりは人通りが少ないですねー。」でも少しずつリピーターというんでしょうか?よく来る人が増えているとかおっしゃていました。
 皆様も倉敷駅前にお越しのときにはお試しください。で、できましたら、はぶラーメンを食べてリポートしていただけたら・・・(2004,9)

 営業:11:00〜14:00、17:00〜02:00

改築後も繁盛、倉敷の名店

 久しぶりの丸福でした。土曜の午後でしたがこの倉敷の名店、相変わらずの行列です。夏の間に改装してきれいになりました。店内もカウンター17席+テーブル16席ですから座席が増えたのでしょうか?  店内行列の回転も意外に早く、中華そば400円も手ごろなお値段です。本当に透明な醤油スープに脂も少し浮き、麺は自家製の中細ストレートでこのスープにあいます。チャーシューは小さめですが6〜7枚、シナチクは大きくコリコリと適度な存在感を保っています。  材料の一つ一つが主張しながら、全体としていい色を出した美味しいラーメン、食後の満足感も十分です。名品と言っていいかもしれません。  他にもろこしそば450円、チャーシュー麺などのメニューもあります。あっ、つけ麺450円もこのお店の売りのひとつでしたね。  場所は倉敷駅から旧国道2号線を西へ焼く1キロ。右側にマルナカがありますが、その西隣です。(2004,9)

前回の丸福レポートはここ

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岡山駅前ラーメン事情

 今日は久しぶりに「昼時の岡山駅前」しました。
 あれっ、こんなところで工事が!。高島屋横、元の「たべ亭」のところで改装工事が行われています。なになに、「源八ラーメン岡山駅前店10月中旬オープン」?えっ、あの野田の「源八」だろうか?それとも?
 おや、「あまいからい」に行列!!。店の表にはいつのまにか行列用ベンチが設置されていました。
 もう一つの老舗「丸天」、今日は休日のようでした。その北隣に出来た「らあめん丈(DAKE)」食べてみようと足を運んだのですが、あいにく「今日の営業は18時から」の張り紙!。ついていない日はこんなものです。
 うんうん、ここは前に情報のあった所です。大統領駅前店跡地に開店した「恵比寿」。先客は4人。恵比寿ラーメン(780)はチャーシュー麺だそうですので、ラーメン(580)をいただきました。中細ストレート麺に、濁ってはいますが嫌味の無い醤油スープ。大きなチャーシューが2枚。多めのネギが表面を覆い、とうもろこしが色づけ程度に散らしてあります。少々スープが少ないけれども食べられました。ごちそうさまでした。ところでこのお店、引続き大統領が経営とかどこぞで聞きました。少々コストダウンして、業態を変えての営業のようです。さてどうなりますか?写真はここ

 食後の運動に?他店の様子うかがい。
 地下一番街の「陣山ラーメン」はとのぞいてみますと、7〜8分の入り。相変わらずそれなりの人気を保っています。
 そして「セントラルビル地下」には「又来軒」が、と思いきや、その正面に「らーめんのさかい(280)」が営業なさっています。こちらは「カレーハウスSAKAI」との併設でそれなりにお客を呼び込んでいる様子でした。
 岡山駅前のラーメン事情、ますます激戦の様子を呈しています。(2004,10)

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兵庫発のラーメン屋さんも進出!

 岡山市の東部、上道駅の近くに新しいラーメン屋さんが出来たとの情報でやってきました。なるほど、国道250号線(旧2号)上道駅のすぐ東側にあります。車やさんかとおもわれる大きな駐車場に、けっこう大きな店構えです。
 「希望軒」と書いて「ホープ軒」と読むとか。兵庫県発だそうです。HPはこちら。内部も広く、50席はあるでしょうか。でも接客が出来ないのか、半分くらいの空席を残したまま客は外で数人行列状態です。
 トンコツラーメン、ゴマ味噌ラーメン、塩味ラーメン、いずれも630円。他にもメニューは豊富で、角煮ラーメン997円、ミニ丼メニューなども。ゴマ味噌は辛さに応じて1039円まであるそうです。
 出てきたトンコツラーメン、「おやスープが透明?」というのは誤解でした。そう思わせるほど上に脂が浮いていたのです。こってりというより、脂ネトネトのラーメンです。う〜〜ん。この歳ではちょっと苦手になってしまいます。でも全体としてまとまった味で美味しくいただきました。
 あちこちから新店が進出して来ている岡山のラーメン界、まさに戦国時代のようですね。(2004,10)

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カイワレの良く合うラーメン

 岡山駅前もラーメン激戦区です。通りを北へ進んだところにも「丸天」「あまいからい」の老舗2店ががんばっているのですが。私の友人など「丸天は今でも岡山一だ!」と譲ろうとしません。
 その「丸天」の北隣に新しいラーメン店がオープンしたと聞いてやってきました。『丈 DAKE』だそうです。入ってみるとカウンターのみの10数席、夕方で十人ばかりのお客さんがおられました。白醤油ラーメン、岩塩ラーメン680円、こく味噌ラーメン750円。ギョウザ300円などのメニューです。
 出てきました。大きなドンブリの白醤油ラーメン。表面はニンジンの細切り、チャーシュー3〜4枚、玉子に大きな海苔、そして特徴はカイワレ大根が散らしてあることです。
 スープは透明であっさり。麺はストレートとちじれが選べるそうで、私はもちろんストレートをお願いしました。なかなか切れのある好もしい麺とおみうけしました。
 少し赤いものが浮いていますが、唐辛子か?少しピリから風でもありました。でも、なぜかカイワレが見事に合ってしまう美味しい一杯でした。最後に底から梅干が出てきたのには驚きましたがさもありなんです。
 濃い味全盛の新進店のなかで、カイワレが合うというあっさり味の、少々高価ぎみではありますがこのお店のラーメン、人気を呼ぶかどうか注目ではあります。(2004,11)
写真はここ

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番外編:観音様の秩父で出会ったあっさりラーメン

 ここは埼玉県西部、秩父市の中心部、秩父鉄道(ちちてつ)お花畑駅前です。えっ、どうしてそんなところへ?実は私、成り行きで日本100観音巡りを目指すことになってしまいまして・・・。何とも情けない・・あ、いや、張りきって。
 で、今日は秩父34観音のうち14ヶ所を巡り終えての帰路のことでした。
 「関東甲信越で有名なー。珍達そば」という派手な看板が目に飛び込んできたのです。秩父と言えば和そばが有名ですよね。でもここはどうやらラーメン屋さんのようなんです。
 普通のラーメンが700円、珍達そばは800円。「どう違うの?」との問いに「スープや麺は同じですが、野菜などが多いです」とのこと。早速注文。
 なるほど出てきました。鉢いっぱいのスープに太ネギ、ニンジン・・表面いっぱいの野菜です。「あっつう!」透明な醤油スープはあつあつで、見たところなんとなくとろりとしたようにも見えます。でもあっさりとくせの無いスープでした。
 麺は細くて白っぽいストレート麺。まるでソーメンのようです。野菜と合わすためか、チャーシューでなく豚のばら肉が入っていました。熱くてゆっくりと食べました。
 途中で目の前のニンニク唐辛子を投入。一味とニンニクのみのすっきりしたもので、あっさりスープをも殺す事がありません。なかなか美味しい1杯でした。西部池袋までの2時間、口の中で反芻しながらの幸せ感が続いたのはもちろんです。(2004,11)

 秩父にて 観音様の ひきあわせ
      出会ったラーメン 珍達そばと

 写真はここ  

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奉還町のあっさりラーメン

 岡山市奉還町の中央あたり、木村パンの角を北へ少し入ったところで「ラーメン」の幟が目に入りました。表から見たところ現代風の店構えで「ここなんだろう・・」という感じのところです。
 でも「新岡山塩ラーメン」とも書いてありますし、もしかしたらラーメン屋さんじゃないかなー・・。なんて入ってみました。カウンター10席程度のところです。
表から見ても入っても店の名前が目に付かなかったのですが、「これが店の名前なんです。いちおう。」とメニューを指し示されて初めて気がつきました。『。San☆Sui(さんすい)』だそうです。新岡山塩ラーメン600円、コクとろラーメン600円、とろとろなんこつ入り800円などなど。
 真っ白い上が開いた鉢に、少し黄色い透明なスープ、博多並の極細ストレートの麺が入ってやってきました。チャーシュー、シナチク、カイワレが別皿に入って横に並びます。
 見かけどおりあっさりした味ですが、私には不足は無く、大変美味しくいただきました。
 店の雰囲気、白い鉢、そしてこのあっさりラーメン、すべてがマッチした上品な味と申し上げて起きましょう。
 後ろには製麺機が見え、横に数枚の小麦粉の袋が飾ってあります。「この粉を使いました」ということのようです。最近は小麦粉もさまざまなネーミングをつけて特色を出してきているようですね。 (2004,12)

写真はここ  

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福山の有名店が岡山に進出

岡山県の西隣福山市。全国的なラーメンサーチでは尾道にかくれて目立ちませんが、どっこい実はラーメン所でもあるのです。広島県ではともすれば名前先行(失礼?)の感のある尾道に比べて、私には実力派福山とさえ思えるのです。その福山の有名店が今年4月28日岡山市に進出してきたのが。「とんとん」このお店です。
 博多ラーメン系で、場所は岡山市中央町。3丁目劇場の電車通りをはさんで西向かいというちょっと目立たないところにあります。。
 進出から半年以上たつのでもう落ち着いたかと行って見ました。平日18時30分、10数席に先客1名。2人の若い男性が切り盛りされていました。
 ラーメン500円。スープの濃さや麺の固さなど選べるのですが、私はいつものように普通でいただきました。うんうん、それなりの美味しさです。先日の「私の好きなラーメン店投票」に登場しなかったのが不思議なくらい。まあラーメンブラックホールといわれる岡山の事、地道にこの味をキープされるなら、そのうち仲間入りできるのではないか・・・などと考えてしまいました。
 途中から机の上のニンニク、からし高菜、すりゴマを投入していただきました。でもスープの味が壊れず美味しかったです。辛し高菜は辛いながらそれなりの工夫があるようでした。さすがというべきかもしれませんね。
 店内にはいくつもインスタント写真が展示してありましたが、これはどうやら、「とんとん名物?」の無料チャレンンジ成功者のもののようでした。(2004,12)

写真はここ  

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古きより後楽園で食べた味

 岡山市の後楽園へと進む鶴見橋の手前(西たもと)に一軒の食堂があります。「つるみ食堂」」と言ってかなり古くからあるようです。おそらく後楽園の観光客が古くから立ち寄って食べてきたお店なんでしょう。最近新装して看板も掲げたし内部もこぎれいになりました。  うどん、丼物、中華そば、おでん、めし・・・。とおよそどこの食堂にもある種々のメニュー、あ「岡山バラ寿司」とも書いてあります。  ただ私の目当てはいつものように「中華そば」。350円と安いです。いや、食堂物としては普通なのかもしれませんね。内部は10数席、雑然とした並びの席です。煮詰まったおでんから豆腐とこんにゃくをつまんで食べていますと、少々腰の曲がったお年寄りが中華そばを運んできてくれました。この人が「食品衛生」なんとかでたびたび大臣表彰などを受けた人なんだろうな・・。  少し黒い透明な醤油スープに、中細のストレート麺。チャーシュー2枚、シナチク、カマボコ、ねぎと、標準的な中華そばである。なつかしい味。スープも具も、すこぶる美味とまでは言えないが、この味で私には文句は無い。麺が少し多かったのか、おでんを2つつまんだのを後悔させられるほどのお腹の張りようでした。ご馳走さまでした(2004,12))

写真はここ  

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