最終書換日:97/07/30

岡山倉敷のラーメン屋の巻
その3

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味音痴のラーメン談義です。独断と偏見をお許しください。

ちょっとプライベートなラーメン屋

   ラーメンにもいろいろあります。きょうはおもむきを変えて、ちょっとプライベートなラーメン屋さん??のお話。
 はじまりはじまり・・・・・。

 私の勤め先には、なんと食堂があります。大企業ではないのですが、仕事の関係で、食堂は必須です。そこの食堂は、あの「川崎製鉄・水島」の食堂と経営がいっしょと聞いています。

 で、当然ながら、そこにも「ラーメン」のメニューがあるのです。
 みんなは、「うちの食堂よりは、おいしかった」とか、よそで食べたラーメンの味をはかる根拠として、まずい代表に我が食堂のラーメンをひきあいに出します。
 でも私は、我が食堂のラーメンはわりと美味しいと思っています。つれあいどのが、「今日はどっかで食べてきて!」ということがあります。
そんなときの3割程度は、私、ちょっと仕事をさぼって??18時前に会社の食堂で、”ラーメン+牛乳”というメニューで、夕食にしてしまうことがあるのです。

 「今日はラーメン」という注文に、うれしそうに出してくれるおばさんの顔のなんと幸せそうなことでしょう。私もおもわず幸せになってしまいます。
 で、出てきたラーメンに、なんとふとどきにもわたくし、コショーをパッパッパッパッ。一味(あ、ないので七味)をバサバサバサ。
 いつのことからでしょう。コショーと七味をミックスしたら、辛さが数倍になることに気づいたのは!!!???。

 うちの食堂のラーメンは、やっぱり美味しいですよ。食べたら幸せな気分になります。そのうえ、これで夕御飯のかわりにしますと、な、な、なんと、ダイエットにもなるのです、みなさん・・・。

 ということで、今日は我が勤め先の食堂(「魚○」さん経営)のラーメンを話題にしてしまいました。

PS: 従って、地図と営業時間のデータはありません。あしからず

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岡山の、秘伝・豊後ラーメン??!!

 皆様、「ニフティー」とかいうのをご存知ですか?。お茶じゃあありませんよ。そう、パソコン通信のメジャーなところの名前です。
 私はよくそこの「歴史フォーラム」というところで遊んでいます。この前、そのフォーラムの「OFF会」とかいうのがあったんです。直接会うミーティングが、なぜ「OFF」なんでしょうね。オンラインの反対でOFFとは私の想像ですが、もしそうなら発想がちょっと貧困・・。全国のパソコン通信通の皆様、ごめんなさい。

 場所は岡山市のすぐ東、あの日本刀で有名な「長船」というところでした。すぐ近くに、中世に「市」が栄えた「福岡」というところもあります。
脱線しますと、この福岡出身の黒田さんが、九州の博多へ領主として行ったとき、博多を故郷の福岡という名に変えたということで、いまだにうらまれているそうです。
 私が参加するということかどうか、ありがたいことに昼ごはんは、地元のラーメン店にしていただきました。
 「長船刀剣博物館」から、ちょっと走って、国道2号線に出たばかりのところにその喫茶・・、いやラーメン店はありました。

 国道沿いに見えてきたのは、なんとまっ黄色の建物でした。「ラーメン屋は、黄色が似合う」とは私の先輩の言葉ですが、まさにそれを実践したのでしょう??。看板に曰く「秘伝、豊後ラーメン」。
 目の前では、おそらく70歳は越えていようというおじいさんが、一人で麺を釜へいれています。手際よく(といっても・・・、書けない)
うつわにとりわけ、別の鍋であっためたスープを順にかけて行きます。向かいで待機していた女将さんが、チャーシューやほかの具をのせて、カウンターへ。
 まず目につくのは、特別大きな器。他のラーメン店では、大盛り用とでもいえる器がならびます。
 そして、「う、底までみえる」といいそうな、一見薄いスープ。私は醤油ラーメンを注文したのですが。うーん、私のつくる、とうふ汁と同じ程度の薄さのスープです。残念ながら私にはこのような薄味のラーメンを賞味する舌がありません。ちょっと食べてみたのですがどうも私には・・・。
 そこでしかたありません。失礼とは思いながら、コショーと7味をばらばらと入れさせていただきました。

 かえりしな、「この豊後というのはなんですか?。大分にはこのようなラーメンがあるのですか?。」と、つい聞いてしまいました。だって、同じ九州で、博多ラーメンとの違いに、とまどった私でしたので。そこでおじいさんから返ってきたのは、『いいえ、このひと(女将さん)が大分出身だからですよ。大分にあるラーメンじゃあありません。この岡山へきてから考えたんですよ』とか。
 「じゃあ、秘伝というのは?」『自分でいろいろ工夫してこの味を作ったんですよ。だれにも教えるわけにはいきません・・・』
 うーん。私としましては、なんとなく釈然としないままでしたが、『理屈より味じゃよ』とでもいいそうな、おじいさんの白い頭をみていたら、それ以上の言葉を飲み込んでしまったのでした。

PS: 外へ出て考えたこと。どんな記事にしようか???。この回りの風景に妙にとけこんだ、けばけばしい黄色の建物に似合ったラーメン??
  いや、もう理屈をかんがえるのはよそう。岡山にもこんな薄味があるんだ。

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またまた番外編!「カレー講座」

 うーむ。この特集も、地図がなくなったり、番外編でごまかすようになってしまったなー。
 この前友人から「あそこは学生などがよく行くらしいよ」ときいて「牛骨ラーメン?。うん、話題性たっぷり」と意気込んで行った店は、食べるほどにレポート意欲が失われまして・・・。ごめんなさい。まずいわけではないのですが、どうも私には・・・。
 で、つい番外編の虫が・・・。『反省』『反省』。

 私の娘が、先日大学を受かりました。実は去年も「後期」とやらで某大学に受かっていたのですが、どうしても初志貫徹だといって、なんと予備校へ通ったんです。そう、ベネッセの。頭の古い私などは、自分の若い頃の感覚で「女の子が予備校なんかいかんじゃろ」とつい「女性差別」をしてしまいました(反省!)。
 ところが「おとーさん。きょう日、そんなことないんよ。(高校の同級の)○○ちゃんも、××ちゃんも一緒にいくんだから」と、きつーい反撃をくらってしまった結果がこれです。
 もう脱帽するしかありません。どっちが人生の先生なんだか??。
 で、そのことはこっちへおいておきまして。

 私、またまた虫がおこりまして、先日の休みに「カレー」をつくったのであります。なに、私が作るんですからたいしたことはありません。
じゃがいもの皮をむいで、適当にきります。(あ、最近めんとりとかいう技をおぼえました)
 人参とたまねぎも同じ(これはめんとりしなくても大丈夫)。
 しいたけは皮はむかないで(むけない?)切る。、いしつき(ちょっと名前くらい知っているでしょう)も、うすく切る。
 肉はスーパーで「カレー、スープ用」とかを買ってきて、まずこれをマーガリンでいためる。

 次に野菜を全部いためて・・・。
 水をいれてことこと煮込む。
 で、途中で、調味料を入れ忘れたのに気づいて、家の調味料棚をあさって、なんでもかんでもぱらぱらと振りいれる。このとき、はっぱも2枚程度入れる(あれはなんといいましたっけ。たしか月桂樹のはっぱ?)。
 パセリの粉もあったので、ついでに入れてしまう。

 しばらくすると、ふと思いついて、冷蔵庫の底をみる。
 そこへ「にんにく」がたまたまある。1かけら、みじんに切っていれる。

 煮えたら、「○○コクマルカレー」(なんでもよい。たまたまこれがあった)を適当にいれる。(箱に水の容量が書いてあるので、さっき入れた水の量から、ルーの量を計算する)。
 で、また煮込んで・・・。

 そうしたら、たいてい家族が「おいしそー」と寄ってくる。
 いつもよりけっこう多めにごはんをよそって、カレーをかけて出す。
 すかさず「スプーンは」だって。うーん。何考えているんだろう!!。
 でもこわいから??、そっとだす・・・・・。水も言われる前に出す。

 そして、「おとーさん。このカレー、美味しい。美味しいよ。」だって。

 『おっ。にんにくのせいかな』とひとりえつにいる。
 自分もつけて食べる。これには1味をたっぷりかける。  幸せ・・・。

PS: 本当はにんにくは、最初にいためるんでしょうねー。でも次に作るときには全部忘れて、また違ったものを入れて、こんどは白い目をむけられそうですが。

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倉敷の「つけ麺」とは

 倉敷の西に、「つけ麺」とかいうのがあると聞いて出かけたのであります。
 倉敷駅前から、旧の二号線を西へ2キロ。倉工(倉敷工業高校)のあたりをちょっとすぎたところ、「新」大高街道との交差点にあったのであります。
 店の名は、「丸福」。町の食堂に良くある名前です。私の子供のころ、父がよく寄っていた店(食堂?)も「丸福食堂」といいました。父にはお酒が出てきて、私には「このちくわでも食べる?」といった、おばさんの顔が今でも思い浮かびます。・・というのは別にしまして。

 ここの特徴は、駐車場が広い?こと・・・。隣が「マルナカ」というスーパーなんですから。駐車場は混ざって、どっちかわかりません??。
その「丸福」ラーメン店に出かけたのであります。注文したのはもちろん「つけ麺」。日曜日で、店内はほぼ満席でありました。相席で、前に座られたご夫婦も、たまたま同じメニューでした。

 しばらくすると、幼児用のラーメン鉢といったおもむきのいれものに、ラーメン用のスープだけが入ってでてきます。チャーシューや、しなちく、ネギなどを加えて、「麺のない幼児用ラーメン」といった感じであります。
 さらにしばし待つと洋風の平皿に、麺がのってきました。「えっ!!」ふつうのラーメンのたぶん2倍はあります。なんと、きざみ海苔まで乗っています。

 「ふーん」とおもいながら前の御夫婦のまねをして、麺を箸ですくってスープの中に入れて食べたのであります。
 おっ!!、これは・・・。普通はここで、「おいしいー」とでも言うんでしょうが、違うんです。なんともかわった風味なんです。ざるそばとも違い、ぶっかけ麺ともまたちがうんです。
 冷たい麺と、熱いスープが入り混じって、なんとけったいな風味を作り出しているのです。
 普通は熱い麺に熱いスープなんですが、麺が冷たいと、入れて食べると、なんとも妙な雰囲気で、ぬるいといいますか、1部分があったかくて、別の部分はまだ冷たかったりして?。はっきりいえば、わたしには味がわかりません。麺のみの味を味わうためにこのようにしているのだとしたら、 ・・・・。ハッ。味音痴が理屈をこねようとしました。失礼しました。・・。

   ごめんなさい。私には「麺が2倍」というところしか印象にのこりませんでした。つけ麺のため、スープを醤油からくしてありましたねー。そのせいで、恒例の「最後までスープを飲む」こともできませんでした。
 次回は別のメニューを食べて、もう一回レポートしたいと思います。

ps:営:11:00〜21:00(2、4、5火曜〜17:00)。
  休:第1、3火曜水曜。 

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キムチラーメンは、醤油味。でも?。

   「今日通ったところに、何か新しいラーメン屋があったみたい。あそこに前からあったかしら?」。つれあいどのの言葉につられて行ったのは、わが家から約5キロとほど近い、2号線と天城県道の交差点にある「横綱ラーメン」という店でした。

 この道沿いは、近いのにわりと通らないところです。そこのわりと立派なビルの一階でした。扉(文字どおり「とびら」といったおもむきでした)を開けて入ると、停まっている車の数の割に中は広いので、比較的すいています。

 そしてまわり中メニューの紙がびっしり貼られた、ちょっとした居酒屋風。「ラーメン」「横綱ラーメン」「○○ラーメン」「○○どんぶり」「あんこうのきも」「生冷酒」「etc・・・」。
 こんなにメニューが多いと初めての私には何を注文してよいかわかりません。でも、「横綱ラーメン・海鮮かにの爪に、もち入り」といったふうに解説入りなので、いつかのように「何がいいんですか?」などと聞かないでもすみました。

 「あの、金星ラーメンて、何味ですか」
 「キムチには、醤油がいちばんあいますので、醤油です。注文されれば、他の味でもできないことはありませんが」
 「では、それをください。それから、ギョーザ」つれあいどのは、「醤油ラーメンに、かにシューマイ」。

 キムチラーメンって、私が好きと思うでしょう。確かに私はキムチは好きですよ。で、ラーメンも好きですよ。でも、残念ながら「キムチラーメン」って、おいしいっっっつ・・というのにまだおめにかかったことがないのです。最初はいろんなところで、「キムチラーメン」のメニューがあれば注文して食べたのですが・・・。どうも熱いラーメンの上に、冷たいキムチがおいてあったりで、私にはあわないものばっかりだったのです。もしかしてこの白菜の漬けたのが、ラーメンにあわないのかしら?と考えたりで、いつも「キムチ」と「ラーメン」は別々に食べたほうがよっぽど良かったなー・・という思いを残してきました。
 そのうち、キムチラーメンを、次第に敬遠するようにもなっていたのです。

 で、久しぶりに「金星ラーメン」という名のキムチラーメンを注文したのであります。でてきたのはけっこうボリュームのありそうな大きな鉢。スープをまず一口。うん、これはけっこういけそうだ・・。麺も細麺のわりに、しこしこしている。・・・・。うん、おいしい。今までのキムチラーメンとは、だいぶ違う。

 むかいかられんげがのびてきて、お向かいさんも一口。「どう」「うん、おいしい」「そっちは」「まあまあ」「このシューマイ、おいしい」「どれどれ」

 出る前に、やっぱり取材してしまいました。「この店って、いつからあるんですか。あのラーメンのメニューだけ紙が新しいですが、新しくラーメンをメニューに加えたんですか??」(観察が細かいところを強調したつもりでしたが。)
 「ええ、一年半位前に開店しました。ああ、あれは、ラーメンだけちょっと値段が変わったんです」(でがけにみると、「消費税云々」。あ、あれか)

 今帰ってこの原稿を書いていますが、食べていたときは美味しいと満足感があったのですが、今残っているものは何か違うんです。やっぱりキムチとラーメンの違和感がどうも少し残っているのです。あの九州で、辛し高菜をラーメンに入れて、その味の相乗感にびっくりしたのとは全くちがうんです。
 白菜を漬け込んだキムチとラーメンって、やっぱりあわないんでしょうか?。
 でも、隣において別々に食べると、決してあわないことはないと思うんですが。混ぜると今日も私にはもうちょっとどうもでした。今考えるとスープもかなり残してしまったようでしたし。

 「あ、ここって、人形の店があったビルじゃあない」。さすがなのは、つれあい殿の、出がけのこの一言でした。

PS: 何かの本にのっていました。「阪神大震災で被災したご主人の再出発の店」。美味しかったし、わが家の外食メニューに加わりそうです。
PS2: 休:無  営:11:00-22:00

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県庁近くは、「王様」の「あじ」。緑と黄色?。

   「これって、前の県知事をもじったタイトルでしょう?」
 「え・・・。そ、そんな・・・。だいそれたことを・・・。誤解ですよ。 誤解・・・。」
 でも、タイトルが先に決まっていたのだけは、事実ですが。
 先日、岡山県庁の近くをうろうろしていましたら、みつけたのであります。ラーメン屋2軒。その名も「王様」そして「あじ」です。で、タイトルを決めてから食べてきました・・・。(今日はやたら「・・・」が多いですね。ごめんなさい。へたな表現で)

 県庁横の小路を西へ数十メートル。小さな緑色の軒テントが見えてきます。「王様ラーメン」です。そして、緑色を主張したラーメン屋の、中はなんと「和風」なんであります。竹の色紙額や、厨房との境にはなんと、障子が下がっていたりするのです。外の印象と、中に入ったあとの印象のなんとなくのアンバランスさが、また特徴?な店ではあります。

 でも、昼休みはたいてい県庁マンでいっぱい。え、なぜわかる??。私だって、県庁のバッチくらいは、わかるんですよ。
 「ラーメン」「野菜そば」「玉子入り」「大盛り」・・・。せまいところへよくもまあ詰め込んだという20数席で、思い思いに麺をすする「県庁マン」&「県庁ウーマン」。そう、今日はご婦人の隣で、相席でありました。
 味は・・・。え、!!!。まあ、美味しい醤油ラーメンといったところでしょうか。私はひとおもいに。そして、御相席のご婦人は、あまりにごゆっくりお食べになりますので、何となくのびないかと気になったりしまして・・・。そんな、肩も触れあわんばかりの庶民的なのが、「王様ラーメン」なのであります。

 で、そこから20〜30メートル北へ行った、県庁通りの北側に、「ラーメンあじ」という店があります。こちらは黄色のテントの軒屋根が目印です。
 細いがコシのある麺。スープは真っ黒に近い醤油味なんですが、どちらかというとあっさりしているのでしょうか?。
 たまに行った印象では、こちらもけっこう、おなじみさんがついているようではあります。

 そして、私はさらにこの二軒西隣にある、「香港亭」という中華料理屋のラーメンも、なかなか美味しいと思っているのではあります。
 いったい前の県知事は、どこでラーメンをすすられたんでありましょうか。ちょっと聞いてみたい気もいたしますが・・???。で、今の知事さんはどうなんでありましょうか。(97、5)

PS: この「香港亭」からさらに北へ。焼き肉「マンボ」は、私の焼肉のルーツといいますか、たぶん岡山県ではいちおしの「元祖ホルモン焼き」の店なんです。(これってそのうち、「番外編」でのせなくっちゃあー。)(以上 97、5)

PS2:久しぶりに「王様」へいきました。「おや、王様ってこんな味だったかしら。」美味しいのです。2年間食べ歩いた私の舌を、なぜか刺激するではありませんか。麺は細麺でちょっと固めではありました。チャーシューも美味。スープは、透明な醤油味で鶏がらベースでしょうか、これも美味しいのです。友人が『岡山1』なんて言うものですから、味を忘れた私としては再度の挑戦でしたが、岡山の醤油ラーメンの原点を思わせる美味しさであとを引く味でした。(99、5)

PS3:この「あじ」ですが、99年末に閉店されました。「後継者なく」とのことです。2000年初めに「まる伴」の6号店同じ場所にオープンしています。(2000,1)

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岡山の「長浜ラーメン」の巻き

   先日、岡山のシンフォニーホールに、諏訪内晶子のバイオリンコンサートを聞きにいきました。さすが天才の音色は、ゴールデンウイーク疲れを吹き飛ばしてくれるほどのすばらしさでした。終わってうろうろしていますと、何か見覚えのある顔に出会ったのであります。思わず「こんにちは。」と挨拶をしてしまいましたら、むこう様も「こんにちは」となにやら照れながらのご挨拶でございました。最近はあとから「はてどなただったかな。」などと考えることがままあるのですが、この日はさすがにすぐ後で気づきました。なんと「岡山県知事」さんだったのです。
 「県庁近くは・・・」で、興味はあったのですが、さすがに「ラーメンはお好きですか?」などとも聞けず(聞く前にもうむこうへ行ってしまわれましたが)・・・。
 というような話はこっちへおいときまして。

 今日は「岡山の長浜ラーメン」の話であります。
 もう10年も前でしょうか。博多への出張がありました。ちょうど博多駅で昼時になったのです。2階の飲食街をのぞいてみますと、人だかりのしたラーメン屋があるではありませんか。さっそくはいって食べ始めたのですが、目の前のタッパーにいっぱい、「辛子高菜」がおいてあるのです。それをみなさんたっぷりとラーメンの上にのっけて食べておられるのです。???。ちょっと不思議に思いながらも、まねをさせてもらったのですが、なんとその美味しかったこと。それ以来、「高菜ラーメン」をメニューで探すようになってしまったのです。

 ところがそれ以来、ときどき「高菜ラーメン」におめにかかるのですが、どうもキムチと同じで、ラーメンの味と高菜の味が「ただ加えただけで、ハーモニーを欠く」ようなものばっかりなのです。(とても諏訪内晶子さんとロシアの若いピアニストの美しいハーモニーなどとは、比較もできませんが)。

 それで、今回は岡山で「長浜ラーメン」という看板を掲げた店を訪ねてみました。
 まずは、岡山市街地中心部。市街地の子供達が通う「名門」小学校?「深柢小学校」のすぐ西にあります、「とみ吉」という店であります。
 たしか数年前に1回行ったときはもっと古い建物だったのに、きれいになっていました。「最近のラーメンブームで、みなもうかっているんかなー」などと考えながら入ると、「やあやあ」。なんと、これも数年ぶりの友人が居合わせるではありませんか。なつかしさで、職場の近況など話がさきに始まってしまいました。で、ようやくメニューに目が。ありました、ありました「高菜ラーメン」。

 豚骨の白いスープに、ごまがたっぷり浮いていて、麺は細くて、ちょっとゆで方が前かな?、とおもわれましたが、美味しく食べられました。で、かんじんの「高菜」ですが、やっぱり博多のときもこの豚骨とゴマのコンビに「高菜」がちょうどあったのかもしれません。けっこういい味のバランスでありました。目の前にたっぷりと「にんにく」の入った容器があったのもまた、嬉しい限りでした。
ようやく美味しい「高菜ラーメン」に出会えた・・という感激でゆっくりと食べてしまいました。
 常連らしい友人は「ここって、けっこうレベルが高いでしょう」などとおっしゃって、替え玉も注文されておられましたが、ダイエット中の私は「美味しいから替え玉」とういうわけにもいきません。
 「この次は、あの激辛をたべよう・・」などと思いながらの、幸せな昼食時でした。

 次は、岡山市の中心から、旧2号線を西へ約2キロ。岡山商工会議所の南前、筋向かいにあります、「長浜ラーメン、山がさ」という店であります。「とみ吉」から、数日後でありました。同じように「高菜ラーメン」を食べたのですが・・。

 まあ、味を2店比べるわけにもいきません。なにしろ味音痴の私であります。これまで、醤油味の高菜ラーメンばかり食べていた私が馬鹿だった・・。というのが今回の結論ではありました。

ps:「とみ吉」 休=第3日曜。  営=12:00-14:00,18:00-26:00(日 17:00-22:00)
  「山がさ」 休=日曜。    営=11:00-15:00,17:30-22:00(土祝11:00-22:00)

('97,5)



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尾道の朱華園にいってきました

   岡山倉敷のラーメンページをやっていますと、「尾道の朱華園を食べてみましたか?」というお話があちこちからあります。で、でかけてみました。
 梅雨の晴れ間の、さわやかな1日でありました。今は倉敷から尾道の市街地までは、高速を利用して、一時間とちょっとで着いてしまいます。高速料金を別にしますと、まるで県内みたいです。

 尾道の市街地の中心あたり、2号線を西へ走っていますと、「十四日元町」(とよひもとまちと読むそうです)と大書した横断歩道陸橋があります。そこを左に折れて、100メートル足らずのところです。「あ、もう並んでいる!」日曜日の昼11時半ごろ、人通りの少ない商店街で、そこだけ人があふれている。それが、「全国的有名店、朱華園(しゅうかえん)」でありました。
 伝統ある地方の商店街の、これまた老舗のラーメン屋さん・・・。というにぴったりの、人だかり以外はまことに地味なたたずまいでございます。
私は車でございましたので、そのまま直進して、突き当たりの市営駐車場、フェリー桟橋の隣に車を止めまして、ちょっとあとがえりいたしました。

 店のなかは、ちょっとこぎれいに内装してありまして、30数席でしょうか。並んでいるわりには、回転は早いようです。
入るといきなり注文して、お金を払って座って待っているというスタイルのようです。ちょっと変わっていると思ったのは、中華そば以外に「焼きそば」「ワンタンメン」などの注文が多いことでしょうか。ちょうど厨房の前に座りましたので、いろいろ観察できました。
 ゆでたラーメンをお皿に盛りまして、その上に野菜炒めを乗っけて運ばれてくるのに、お客が好きなだけ「タレ」をかけて食べるという、ちょっと変わった「焼きそば」には驚きました。でも、お隣の美人姉妹はおいしそうに食べておいでで、顔を見ているだけでおいしそうでした。

ようやく私の注文した「チャーシュー麺」がやってきました。「うっ。おいしそう」最初のにおいと、1口食べた感じではとてもおいしく感じられたのですが・・・・。
 麺がおいしいのと、何かプクプクと「ふ」のようなものが浮いているのが特徴でしょうか??。「これ、なんですか?」『ミンチです。』何のミンチかは聞きのがしましたが、たぶん豚でしょう??。これでうまみを出しているんでしょうね。
 でも私には、「ちょっとおいしい、普通の醤油ラーメン」でした。この店が岡 山だったら、「普通のおいしい店」以上ではないな・・・。なんて思ったのは、私の舌が地元びいきのせいかもしれません。
でも、中華そば450円に、 あれだけのチャーシューをいれただけで、700円とは・・。妙なことが気にかかった取材でした。 (97,7)

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え、おつゆを全部飲めって!

   岡山市街地の東部、新鶴見橋を渡ってしばらく行くと、「RSKメディアコム」というのがあります。地元テレビ局のやっているまあ「展示場」です。
 今日はそこでなんと「絵画」の展示即売会がありましてでかけました。杉原姓には縁の深い「足守」の未認可保育園のチャリティーではありましたが、けっこういい絵がありました。
 私とつれあい殿とは、育ちが違う?せいか、けっこう好みが違います。若い頃はそれが魅力でもありましたが・・・。(あ、脱線)。でもこの日はなぜか「あの絵がいい」と一致してしまいまして、買ってしまいました。この日のメインだった南仏の「ボノール」という作家の風景画です。やわらかい雰囲気でとってもいい絵です。(そのうち、「杉原美術館」へ飾ろうと思います)。おりよく作家のボノール氏も居合わせておられまして、サインとか握手とか、よかったです。

 で、本題です。ちょうど昼時でしたので、そこから北へ1キロくらい走ったところにあるラーメンが昼食になりました。「一仙」という店です。
 新しい道の、ちょっと新しいラーメン屋という雰囲気でして、カラーベスト屋根のすてきな店でした。
 「え、味噌ラーメン」おもわずさけんでしまいましたが、注文の「わかめラーメン」の外見は味噌ラーメンそのもの。「ふーん、、、」(いつもの感想です)
 でも、味は違いました。つれあい殿の「もやしラーメン」と半分ずつしたのですが、、。
 「あ、そ、こ」,指さすところを見てみますと、「豚骨をベースに何種類もの野菜やスパイスを合わせて煮込み、、」そして「全部飲んだ人には特典」とか。店のポリシーでしょうか。いろいろ書いた文章がでています。
 だいたいスープは飲み干すのが私のポリシーなんですが、でも強制されると、、、。でも、コショーとか七味を入れたくなかったのは、そこそこの味だったせいでしょうか。
 ここで、わがつれあい殿の感想で締めくくります。「ここって、麺が多いんじゃあない。そうおもうわよ」とわたしの鉢に残った麺を入れて、、、、。
 がんばってみたのですが、やっぱりちょっとだけ残してしまいました。(汁!!)
 でもまづくはなかったですよ。みなさん・・・。(97、7)
PS: 「あ、生協がある」。本当にお隣に生協の店があったのが、わがつれあい殿を、また喜ばせてしまったようです。

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「生醤油ラーメン」のこと

   この日は、珍しく夜勤とあいなりました。機器の調整とかで、ときたま夜勤となります。こういう日は通勤ラッシュもなく、スイスイと車を走らせることができまして、ついいつもと違う道を・・・・という気にもなります。
 旧児島線の道沿いでありました。赤い真っ赤なテントに、おおきく「中華そば」そして丸に「伴」。おおきな看板が目についたのであります。いちおう知ってはいたのではありますが、この日はなぜか食べてみたくなったのであります。
 入ってみた印象は表の看板と違って、ラーメン屋というよりは、普通のレストランか軽食喫茶というおもむきであります。そのうえ「焼き肉」もあるときては、私の「ラーメン屋」の先入観からは大きくはみ出した店構えでありました。「あ、失敗かな??」。

 でも、メニューから「生醤油ラーメン」なんてのを選んだのは、昨夜久しぶりにおいしい和食を食べた時の味が、まだ右脳に残っていたからに違いありません。なにしろ、「たまには」とつれあい殿と1食*,***円の和食をはりこんだのでありますから。
 で、「こってり」派の私が、「あっさり」を注文してしまったのです。
 出てきたのは「ソーメン?」と見間違うような一見うすいスープの麺。「うーん??・・・」。少々反省しながらも1口麺をすすってみました。
 「あ、おいしい!!!」。なんと、おいしいではありませんか(店の方には大変失礼なのですが、率直な感想なので・・・)。とりガラのだしが、ソーメンではなくラーメンらしさを見事に演出しています。
 で、醤油がなぜかおいしい・・・。
 おもわずレンゲをとりまして、麺そっちのけでさきにスープをすすってしまいました。あ、麺も美味しかったのですよ、みなさん。
 もちろん「スープは最後まで」になったことは、言うまでもありません。
 と言うわけでこの日の夜勤は、予期しなかった「おいしいラーメン」の味が絶えず右脳を刺激し続けながらの、楽しいお仕事になったのでありました。(97、7)
 PS: 営:11:30〜22:00(日祝は〜21:00)   休:木曜

PS:県庁通り、「あじ」が閉店したあとに、「◯伴」がオープンしました。6号店だそうです。さっそく行ってみました。メニューは「中華そば」のみ。あの「生醤油ラーメン」はどこに行ってしまったのでしょう?。でも、500円はこの地域では安いほうです。
 透明なあっさり醤油の中華そばでした。他の店で「生醤油ラーメン」として出ているものだそうです。なるほど。後口もよく、美味しかったです。職場から近いし、通う回数が増えそうです。(2000、1)
 

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