最終書換日:2006/8/31

花も嵐も、ラーメン物語、その32

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味音痴のラーメン談義です。独断と偏見をお許しください。

番外編:天理市の「岡山ラーメン」

 ”あれっ”つい急ブレーキになりました。後ろの車は大丈夫かな?
 ここは奈良県天理市。国道169号線沿いです。何となく「岡山ラーメン」というような看板が目に付いたのです。引き返して見ました。たしかに「岡山ラーメンぶんぶく堂」とあります。岡山市桑田町にある店と同じような店構えです。メニューも「ばかしぼりラーメン600円」から始まり、目の前で細長いチャーシューをバーナーで焦がしてくれる「こがしチャーシュー」も同じです。
 出てきました。中細ストレート麺に鶏だしにしては濃いとろあまスープ。チャーシューは細長い塊で柔らかいもの。何もかも岡山のままでした。美味しかったです。
 「ここのオーナーが岡山の陣山のオーナーと友達で、そっちでも店を出さへんかと、去年12月から始めました。これで3軒目だそうです。」とか。単利の岡山ラーメン、がんばって欲しいものです。おっと、筋向いにこの4月に、関西系チェーン店「幸楽苑」が店開きしていました。(2006,5)
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JR上道駅前に

 「上道」古い名前ですね。古墳時代や白鳳時代というと1500年ほど前でしょうか。中央政権に匹敵する吉備の勢力に、「上道」「下道」という2つの拠点があったようです。その名を今に残すJR上道駅。その前に一軒のラーメン屋さんがあるのです。「太仙」とはまた古代の仙人を思い起こさせる名前でもありますね。不老長寿のラーメンでも食べさせていただけるのでしょうか???
 ということで訪ねて見ました。20席あまりのお店ですが、外見よりも活発な様子でした。醤油豚骨ラーメン525円、みそ、もやし、玉子、激辛・・・、ご飯メニューのチャーハン、丼物、ギョーザ、から揚げ、そしてセットメニュー。お食事には不自由しない豊富なメニューです。
 半透明の脂がぽつぽつと浮いた、ややこってりスープはたっぷりです。黄色い細ストレート麺に、チャーシュー、シナチクとも色が薄いのですが美味。もやしもよく馴染んで、いいバランスのラーメンでした。美味しかったです。もうちょっと話題になってもいいのですけれどもね。
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 休み:火曜日
 営業時間:11:00〜15:00、17:00〜24:00

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西大寺町の新ラーメン店

 岡山市表町に「英馬」という新店がオープンしたという情報をもらったのは、もうかなり前でした。表町といっても広いので、どこなのかなー?、と思っているうちに見つけてしまいました。西大寺町とオランダ通りの交差点のすぐ南でした。昔だと龍正堂の前あたり・・・で通るのですが。もうわかる人は少ないでしょうね。
 カウンターばかり8席という小さなお店です。営業は昼と夜に分かれていて、ほとんどラーメンのみの専門店です。あっさり系ですから飲み帰りに寄るんでしょうね。休みは日曜日でした。
 ラーメン600円。透明なスープは、和風の香りいっぱいでした。チャーシューもいい香りがしていて、細麺もあわせていねいに作られた上品なラーメンという印象でしたね。
 年とともにあっさり系が好きになる私にぴったりで、美味しかったです。ごちそう様でした。(2006,6)
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岡山有名店のカップ麺

 予告があって久しい2つのカップ麺が登場しました。冨士屋とラーメン屋敷です。これまでに登場した岡山のお店のカップ麺は、あまり評判が良くありませんでしたので、私も怖々買ってみたのです。売っているコンビには違うのですが、どちらも北海道の十勝新津製麺のものです。そういえば、以前のも北海道だったな?とちょっと萎えてきそうではありますね。でもわざわざ北海道から岡山のラーメン店のカップ麺を作りに来る営業マンの努力を思うと、これはちゃんと食べる必要があるようです。ちなみにどちらも「店主○○氏監修」と顔写真いりです。う〜ん。
 日を置いて食べてみました。結論から言うとどちらもそこそこ美味しかったです。これがそのままそのお店のラーメンかと言われたら私も困るのですが、でも食べられました。欲を言えば値段をもっと下げて欲しかったですけど。
 麺は同じだったのかな?黄色っぽいもので。スープも嫌味が無くてチャーシューもなかなかでしたね。特にラーメン屋敷カップのもやし(切干大根みたいでしたが)はあっさり感をかもし出していてとても良かったですね。  もしかすると、あっさり系のラーメンはカップ麺が作りやすいのかな?なんてうがって考えてしまいました。(2006,6)
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引っ越した長浜ラーメン

 元々は岡山市の商工会議所の南側にあったお店です。ジョイポリスのすぐ北に移ってもう1年にもなるでしょうか? 「やま笠」久しぶりの来店でした。
 内部は広く30数席、長浜ラーメンですから、九州系ではあっさりの部類です。長浜ラーメン550円〜。白い鉢に白いスープで出てきます。上にゴマが散らしてあるのが香りを誘います。今日は人と会う予定なので、おろしニンニクを入れられないのがつらいですね。せめて辛し高菜が入れ放題ならいいのだが?なんて思ったのですが、このお店は違いました。
 出てきました。あれっ、美味しいです。スープの旨みが十分なのです。麺も固めでよく合っていますし、ゴマの香りもよくマッチしています。上品なラーメンとお見受けしました。美味しかったです。昼休みでしたがたちまちいっぱいになり、待つ人まで出てきていましたね。(2006,6)
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かなり濃い!博多ラーメン

 久しぶりの「くわんや」さんです。東岡山近辺に来る機会がありましたので、寄らせていただきました。もう数年前から話題のお店なのですが、マニアさんのあいだでも時に評価の分かれたお店です。私はいつも美味しいと思うのですけどね。
 岡山市の東部、高島団地、いやJR高島駅の前の道を新幹線沿いに東へしばらく行ったところにあるお店です。  博多系では特別にドロッとしたスープです。そして極細麺、おいしい。入れ放題の辛子高菜はどこよりも辛いです。初めての方には「激辛注意」といわねばなりません。でも私にはなぜかそれが良かったりするのです。このレポートもこれで信用が台無しでしょうかね?。でもおいしかったですよ。博多系も様々ですが、こってり系でおすすめのお店の一つですね。それでは。(2006,7)
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鶏ベースのこってりラーメン

 岡山市の国道2号線福富交差点です。そうそう、十日市から南東にまっすぐ来たところですね。そこから南へほぼ200mくらいの左側に、新しいラーメン屋さんが開業してからもう1年以上になります。富浜町になるのでしょうか?。私も最近はこの付近に出没する?機会も減っていたのですが、今日やっと食べることができました。「麺屋 哲」です。駐車場は広く、中も30席あまりでしょうか。机を板で半分に仕切ったカウンター席もあります。板に向かって食べるのはあまり好みではないのですけどね。でも1人で行ったのでは仕方ありません。
 名物哲そば630円というのがベースのようです。ちょっと高いかな?という疑問は、現物が出てから解消されました。麺は少し黄色い細麺ですが、そのスープの濃くて美味しいこと。出されたのを見たとたんにレンゲをつかんでいました。一口。あー、美味しいです。黒い香油が浮いていて、本当にどろっとしたこってりスープです。「鶏のうまみがつまった」などと書いてありますがその表現もぴったりですね。上にはチャーシュー1枚と煮玉子半分、海苔などが乗っています。
 夏限定で「冷たい塩そば630円」などのメニューもありました。(2006,7)
 平日は11時〜15時、17時〜23時。土日休日は11時〜23時
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博多の全国的有名店が岡山進出

 「あ、美味しい」極細麺は固めで頼んだのですが、ちょうどよい硬さですっきりとした食感で口に入ってきます。
 ここは岡山市の中心部、柳川交差点の桃太郎大通り南側のちょっと駅よりのところです。以前に何回か立ち寄ったギャラリーが あったところかな?博多ラーメンの全国的有名店「博多一風堂」が進出してきたお店です。「いらっしゃいませ」若い店員の大きな声が店中に響き渡ります。まあラーメンなんて静かに食べるものでもないし、この勢いと喧騒も悪くは無いかな?なんて思って席へつきました。
 「赤丸新味」というこってりラーメン750円を注文。おっとレギュラーでこの値段とは「ちょいと高すぎませんかね」と言いたい所です。でもさすがに上に黒い香油が浮かんで美味しいスープです。いつもなら辛し高菜やニンニク、ごまなどを入れるところですが、今日はなんだか味を壊しそうな気がしてそのままいただきました。高菜だけは小鉢にとって、ぼりぼりと食べながらラーメンをすすったのです。チャーシューの脂分はもう少し少ないほうがいいかな?なんて考えながら。いや、でも本当に気持ちの良い美味しさでした。「こってりなのにスッキリ」なんて決まり言葉を言いたくなりそうですね。本当に意外と「脂強い」という印象はありませんでした。
 もう一度言わせていただければ、「気持ちよい美味しさ」でした。ただ美味しさが後を引かないのは(それをサッパリと言うらしいですが)、食べて1〜2時間後の満足感を重視する私にとっては、少々物足りない感じがして不満が残りました。
 他にあっさりとんこつ「白丸元味650円」などというメニューです。近くの地元の似たお店に比べ、100〜150円高い値立てですね。(2006,7)
営業:11時〜翌朝3時
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久しぶり、でも健在でした

 久しぶりの『電幸』でした。もう3年ぶりくらいでしょうか。おばあちゃんは健在で、お孫さんらしい娘さんと切り盛りしておられました。えっ、どこかって?。妹尾の入り口、児島線で箕島から宇野線の越線橋を越えて次の信号を左に、「たがしら歯科」のところをさらに左に折れてしばらく行ったところです。田んぼの中にいきなり出現する「ラーメン電幸」なのです。
 数年前にあるラーメン学会会員が紹介してから、急速にマニアの間に広がり、TVにも何回も取り上げられたお店です。ただ場所がちょっとわかりにくいことから、今でも穴場の店という位置は動かないようですね。
 少しにごった醤油スープに、冨士製麺の細めん、500円でもチャーシューが4枚も入ります。中央に盛られたシナチクもなかなか。ああ、この味です。普通数年たつともうそこがどんな味だったか思い出せません。それでも美味しかった印象だけは残ります。その印象のままの味でした。「岡山ラーメン」というものが存在するならばこの電幸、確実にベスト5に入れたい味ですね。最も私にとってということですけれども。
 このお店、夜は岡山市内各地に「夜鳴きラーメン電幸」として周回しているようです。お店には、1週間の周回日程と場所を示す表が貼ってありました。あのなつかしい声が聞こえてきたら、ぜひ一杯所望してください。決して損はさせないと思いますよ。(2006,8)
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食堂の美味しいラーメン

 岡山県ではいわゆる昔からの「食堂」もあちこちに残っています。そして、そこで出されるラーメンが、意外と美味しかったりするのです。この日もそうでした。岡山市門田屋敷、昔の放送局通りに「えびすや」という大衆食堂があるのです。ためしにラーメン450円を注文してみました。
 出てきたのは、あくまでも澄んだ、底まで見える透明度抜群のスープに入った細めんでした。チャーシューも2枚。で、美味しかったのです。あっさりですが、でも味に不満はありません。こってり好きのわたしが言うのですから間違いないでしょう?あとから入ってきた常連さんたちも、「ラーメン」とか「ラーメン定食」などを注文しておられました。私もこういうラーメンを本当に久しぶりにいただきました。
 10席あまりのお店をご夫婦でやられているようですが、うどん、そば、各種定食などメニューも豊富でした。今の職場の先輩は「あそこは以前はよく行っていたんですけど、弁当持ってくるようになってからあまり行っていません。美味しいでしょう。」と言っておられました。(2006,8)
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オシャレに生まれ変わったラーメン店

 倉敷市有城にあった「彩華」。同じ名前でもあの天理ラーメンとは違って、あっさり醤油味で親しまれていたお店でした。で、今回1キロばかり北に移転したのです。新都市計画道路の小瀬戸交差点から西に約500m。でもよく注意していないと見逃してしまいます。私も3回ばかり前を通り過ぎてしまいました。まるでイタリア料理かフランス料理のようなオシャレな外観に、看板も小さく「ラーメン&foodbar Saika−彩華ー」と書いてあるからです。
 内部はほぼ3部屋に分かれ、照明も暗くて、カップルで来てゆっくりと時間を過ごすのに最適という雰囲気です。
 でも、メニューのメインはやはりラーメン、いくつかの変化とトッピング。唐揚げなどの単品やセットメニューも豊富です。
 出てきました、醤油ラーメン530円。透明なスープに細麺、丸いチャーシュー。周囲の雰囲気がまた上品に見せます。上に乗った脂の香りがちょっときついような気もしましたが、美味しかったです。我が家の近所のラーメン店です。がんばってほしいもの。ご馳走様でした。(2006,8)
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