花も嵐も、ラーメン物語、その34 |
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新西大寺町に進出した、長浜ラーメン老舗 |
岡山での長浜ラーメンのさきがけ「とみ吉」は、長く元の深柢小学校西側で営業していました。そして、昨年秋に100mくらい南の新西大寺町筋へ出てきたのです。店内はやはり細長いですが、20席ばかりと少し拡がっていました。 休日のお昼時、数人のお客がいて、私がいる間常に半分くらいの席が埋まっていました。あいかわらずの人気が続いているようです。 長浜ラーメン500円、生卵の入った「とみ吉ラーメン」そのほか「キクラゲラーメン」などメニューも豊富です。おっと、出てきました。最初から黒いキクラゲとごまが入っているのもここの特徴です。久しぶりですがやはり美味しいです。卓上の高菜とニンニクを入れていただきました。この高菜はかなり辛い部類に属するのですが、でも良く合います。 ごちそう様でした。また寄りたいですね。(2007,1) |
お客とともに成長して |
最近でこそ「化学調味料を使っていません」というのを売りにしているラーメン屋さんも、ちょくちょく見かけるようになりましたが、7〜8年前ほどはまだ少なかったのです。そういうなかで登場したのが「みよし」でした。岡山市東部の海吉(みよし)というところです。少しして私も食べてネットでレポートしています。でも正直言うと、「う〜ん。化学調味料無しというのは、難しいんだろうなー」というのがそのときの感想でした。
その「みよしラーメン」、ネットでは情報がよく流れてきて、その苦闘振りが伝えられていました。でも、私にとって日常の行動エリアから離れていますので、ついつい足が遠かったのです。
それから3年。底が見えるかと思われるあくまで透明な醤油スープに、中細ストレート麺。麺、スープ、具が、どれも食べたとたんハッとさせられるように自己主張していました。それでいていいバランス。大変に美味しく仕上がっていたのです。
さらに最近。しおラーメンと牛乳ラーメンが登場していました。しおラーメンは、白い鉢も手伝って、見た目もきれいで、ゆずの香りいっぱいの上品な美味しいラーメンでした。
最近ではこうして、ネットも含めたお客さんとの双方向なつながりを生かして、いつも向上していくラーメン屋さんも、岡山に増えているのです。
こんどはあの牛乳ラーメンを食べて見ようと思ったのでした。(2007,1) PS:ここのご亭主、なんと東光会に所属する絵描きさんでもあったのです。どうりでこの塩ラーメンの姿にもセンスがあふれていると思いました。 |
またまた店名変更なのか? |
倉敷市沖の地雷也というラーメン屋さん、前を通るといつの間にか名前が変わっています。「連山」となっていますが、外見はどうもあまり変わったという印象は受けません。地雷也は倉敷駅前の喜久〇という料理屋さんが、別経営でがんばっていると聞いていたのですが、こんどはどうなのでしょう?同じ経営なのでしょうか。そういえば、早島の地雷也も何か名前が変わっていたようでしたね。 中に入って見ました。中華そば(しょうゆ)530円です。透明な醤油スープに少し油が浮いています。極細麺にチャーシュー、シナチク、そしてとうもろこしの乗った姿はきれいで美味しそうです。それらの具材もあまり自己主張をせず、よく全体のバランスに配慮されたラーメンだと思いました。そうそう、最初に「唐辛子もお好みでどうぞ」と出していただいたのに、忘れて食べてしまったところをみると、私にとって美味しいラーメンであったようです。 以前の地雷也時代には「辛味+50円」であったことを考えると、改名を機に少し実質値下げをされたのでしょうね。 ほかに「塩、味噌」もありましたし、定食メニューも豊富でした。(2007,2) 写真はここ 前回の「地雷也」レポート |
笠岡ラーメンが、屋台からきれいな店舗へ |
倉敷市三田、新幹線側道に昨年末新しいラーメン屋さんがオープンしました。笠岡鶏ラーメン「かみむら道場」だそうです。岡山県唯一のご当地ラーメン「笠岡鶏ラーメン」がいよいよ倉敷へ本格進出です。駐車場も広く、お店もきれいで、客席も30席はあるでしょうか? 笠岡鶏ラーメン500円。すごく透明な醤油スープに少し脂が浮き、細麺のプルプル感もなかなかいいです。鶏チャーシューもシコシコと美味。上に白神ネギが乗って、笠岡ラーメンを上品に仕上げようとしている様がよくわかります。うんうん。 このお店、先日まで近くのハローズ駐車場内で屋台を構えていたそうで、笠岡の町おこしプロジェクトからオーナーを公募した取り組みの結果がこの店に行き着いたもののようです。 他に、炙り親子丼(550円)を中心にした定食メニューが豊富で、家族連れで訪れるのにもいいようでした。とにかく鶏サラダ、炭火焼鳥など鶏づくしでした。(2007,2) 写真はここ |
これって、喜多方ラーメン?? |
このレポートには井原市がありません。そこで久方ぶりに出かけたついで?にラーメンしてみました。えっ、なぜ井原へ?ですって。それはもう「田中(でんちゅう)美術館」(彫刻家の平櫛田中)です。私の場合。ついでにちょうど満開だった小田川堤の桜も散歩いたしましたが、なかなか良かったですね。 ということで、国道313号線で西に向かう途中の「キッチン喜多川」へ寄りました。どう見ても洋食屋さんの外観なのに、半分はラーメン専門店になっています。特に厨房は広いですね。昼過ぎでしたので、お客もそれなりでした。 醤油ラーメン600円。みそ、しおその他のラーメンメニュー。 醤油は透明なあっさりスープ、黄色い縮れ麺は珍しいです。シナチク美味でした。 接客のおばあさんが元気でした。おでんもあり。(2007,4) 写真はここ PS:おっと、私「これは福島の喜多川ラーメンなのかな?」などと勘違いしていました。そう、福島は『喜多方ラーメン』でしたね。ちなみに「喜多川」はこのお店の名字だそうです。失礼しました。 |
お酒飲みのラーメン屋さん? |
総社市から倉敷市水島へと貫く道路、総社の工業団地と水島工業地帯を結ぶメイン道路です。そこをほぼ水島に入ったあたりの右側にあるのが『中華そば酒乱』。 えっ、名前だけで尻込みしそうなお店ですね。今日も今日とて、数人の常連らしき方々が、カウンターに陣取って「酒盛り」の真最中!あ、いえ、夕方のお食事中でございました。でも周囲には名前の入った一升瓶がズラリと目に付きます。 私は「中華そば450円」を注文。ややあって出てきたのは、大きめの鉢にスッキリと入ったラーメンでした。そう、見た目にもスッキリと美しかったのです。透明な醤油スープで美味しそう。麺は極細めんで少し固めに湯がいてあります。ちょっと近くの百万両を思い出させられました。 チャーシュー、シナチク、モヤシ、多目のネギ・・・どれもそれぞれが印象に残る具財です。最近とみに薄味好みになった私でなくても、「美味しい」というに違いないラーメンでした。ごちそう様でした。 メニューは中華そばのほか、どんぶり物や定食メニューなどが豊富なようです。そしてなによりもお酒。車でなく通える近くにあったらいいなー・・と思ってしまいました。 古き良き、水島の風景が残るラーメン屋さん、発見してしまいました。(2007,5) 写真はここ |
ピーターパンのラーメンだそうです |
私最近「スポーツクラブ」とかに入ってしまいました。一念発起して、4ヶ月で4キロ落としたのですが「それだと筋肉が落ちるので、鍛えたほうがいいよ」という友の言に従ったのです。倉敷イオンにあるスポーツクラブです。エアロビとかヨガとか、○十年の運動不足のつけで満足に動かない手足を嘆きながら、今のところ真面目に通っています。そうするとそこで昼食をとる機会にも恵まれるのです。 これまで食べたことの無かった『らーめん亭』でも「ネギみそらーめん450円」注文です。おっ、白髪ネギが入って関東風だな?けっこう美味しい!。2回目にはついつい七味などを入れて、辛味いっぱいでいただきました。ますます美味しいです。いけるいける・・・。一人悦に入りながらのお昼でした。また時々お世話になりそうです。 これをブログにのっけますと「あっ、ピーターパンのラーメンだ!」という反応がありました(Pさん、コメントありがとうございました)そういえば、箸袋には「一口茶屋、ピーターパン、らーめん亭」とあります。おまけにホームページを見てみますと、どうやらみなあの「吉野家」の傘下のよう?ラーメン界も今や様々のようですネ。(2007,5) 写真はここ |
桜の終わった季節に、美味しいラーメンでした |
岡山市街地の北部は、有名ラーメン屋さんの少ないところで
す。そこにある「らーめん桜」、先日の「岡山ラーメン博」に
も出品されていましたし、一度は行きたいところでした。で、
今回やっと実現したのです。 国道53号線、あ、いや旧道のほうです。岡山運動公園の少 し西を右へ入っていきますと、「岡山商大前」というバス停が ありますが、そこにあるラーメン屋さんがここなのです。「ら ーめん桜」、なかなかいいデザインの看板を出しておられます 。駐車場も10台くらいは止められるでしょうか? 中に入りますと、30席くらいか、入り口からの想像よりも 広いです。「定番のとんこつ醤油らーめん570円」、ちょっ と中途半端ですね。でも最近の風潮としては良しとしなくっち ゃ! おや、ネギが多めですね。でも、美味しそう!。薄いチャー シューも結構な枚数です。シナチクもコリコリ・・。スープは 半透明の岡山標準です。バランスとれて美味しい。 ふと見ると、目の前に「ニラヤンニン」と書かれた容器があ ります。ニラに唐辛子がからめてあります。これこれと入れて みましたが、辛い・・、私好み・・・。美味しいです。 どうやら、「あこだし醤油ラーメン570円」も売りのよう でした。ほかにもメニュー豊富です。 ここらあたりは、私の行動範囲をはずれたところです。でも 、たまに通ったこの日、美味しいラーメンをいただきました。 ご馳走様でした。(2007,6) 写真はここ |
長船駅前の味噌ラーメン |
岡山放送主催での「岡山ラーメン博覧会」、昨秋に続いて2
回目が開かれたのは、5月の連休中でした。コンベックス岡山
という市内からはかなり離れた会場でしたが、連日いっぱいの
人だかりでした。そこで私が気になったけれども、食べ損なっ
た一軒です。「ラーメンハウス ピッコロ」、あのピッ、ピッ
、ピピピ・・と高い音を出す素敵な楽器なのでしょうか?。 場所だけは「長船駅前です」と聞いてありました。『備前長 船』という日本刀の名刀で有名な「長船」です。日本刀のよう な”ピッコロ”。これは一度行っておかなくてはなりません。 どんな切れ味のラーメンなのでしょう? で、遠いけれども出かけてきました。なるほど、JR赤穂線 長船駅の少し前の通りにありました。7台の駐車場はお昼時で さすがに満車。駅の駐車場に止めて入店です。 店内は広く30数席でしょうか。多くの席が埋まっています 。ようやく席について水を一杯。「○○で美味しい店として・ ・・」などの張り紙が店内所狭しと貼ってあります。う〜ん、 そうなんだ! 味噌ラーメン600円を注文。ほかに塩味、醤油味ともに5 50円もあるようですが、このお店のお勧めは「味噌」のよう でしたから。 ご夫婦?2人でやっておられる様子で、昼時の混雑にはとて も対応できない様子。でもここらで人を雇う余裕は無いのでし ょうね?。やがて出てきました。中細ストレートで少し黄色の 麺は、かっての岡山標準とでもいいましょうか。味噌がプンと 香るスープ、美味しいです。おや、何か少しピリ辛なのかな? そういえば、唐辛子のような赤いかけらもみえます。チャーシ ュー、もやしもよく合っているようですね。量は少な目かとも 思いましたが、こうして食べた後で運転していますと、ずっし りとした量感がお腹にあふれてきます。う〜ん、いい。私好み のラーメンを今日も食べさせていただいたのです。 駅駐車場は30分までが無料、セーフ!間に合いました。( 2007,6) 写真はここ |
水島の産業道路沿いに |
最近親しくなった友人の電話でした。「我が家の近くに新しく出来たんですけど。私は美味しいと思うんですが、どうなんでしょう。私から聞いたとおっしゃってください。」 ところは、倉敷市のたぶん小溝になるんでしょうね?。2号線を西に行って、中島南の交差点を左折します。そう、水島工業地帯と総社の部品工業団地を結ぶ産業道路です。南下してすぐ、200mくらいの右側に、真っ赤な看板のお店がありました。「たけちゃんラーメン」だそうです。最近はラーメン屋さんも、黄色から赤に趣向が移ったのかな?などと下らぬことを考えながらの訪問でした。 30席もある、わりと広いお店です。メニューが多く、ラーメンも「醤油、みそ、とんこつ・・」夏限定の「つけ麺」も。中華の一品料理メニューに「宴会受付」の張り紙もあります。 でも初来店です。いちおう「醤油ラーメン500円」をいただきました。出てきたのは、透明スープで、細麺。百万両など水島の有名店と同じ、あっさり美味しいラーメンでした。う〜ん、美味しいです。少なくとも私好みですね。ちょっと私の行動範囲を外れているのが残念ですけど・・・。 紹介していただいた、岡山県議会議員を勤めておられる友人さん。美味しかったですよ。自信を持って「我が家の近くの『たけちゃん』にどうぞ」と紹介されたらいいと思います。それではまた。 写真はここ |
閉店まぎわのラーメン屋さん |
今日は岡山市中心部から国道250号線(旧2号線)を東へ。JR東岡山、上道駅前を過ぎてしばらく走ります。左側に赤黒に染め分けた暖簾が見えてきました。「金将らーめん」です。これまで何度か前を通って寄れなかったお店です。ちょうど昼時、駐車場がやっと1台分空いていました。 中は30席くらいでしょうか。2年余り前の開業で、まだ新しい印象です。おや、カウンター席でお待ちの先客さんたち、ほとんどが熱心に何か読んでいます。ラーメンが出てくるまでの一時漫画でもと、まわりに本棚が立っています。 メニューは「金将ラーメン580円」「太肉ラーメン」「チャーシュー麺」など。セットメニューや丼メニュー、餃子などもあります。基本的には「とんこつ醤油のラーメン」だそうです。 金将ラーメンを注文して、出来上がるまでに辺りを見回していますと、レジのところに「金将ラーメンは9月2日(日)で閉店させていただきます。開店以来2年4ヶ月あまり、ありがとうございました。」の張り紙。あっ、間に合った!!というより残念ですね。先日奉還町の「尾道ラーメン新」の閉店を聞いたばかりです。 ここ2〜3年、岡山のラーメン界はかなりの激戦なのですが、新店開店の一方でこうして閉店される店のニュースを聞くことも多くなりました。今もあの「商人」や「鳳夢蘭」など有名店の閉店が思い起こされます。 この「金将らーめん」、名前のほか、「太肉」などを売りにしていることをみると、「金八ラーメン」の流れだったのでしょうか。もう少し食べてみたかったですね。(2007,8) 写真はここ |