最終書換日:98/7/31

花も嵐も、ラーメン物語、その6

岡山倉敷のラーメン屋の巻 6


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味音痴のラーメン談義です。独断と偏見をお許しください。

桜と良寛さんと、キムチのお話

   桜の花が満開です。今年は咲き始めたと思ったら、2〜3日でもう満開・・というように、文字どおりパッと咲きました。花が長持ちするといいのですが。(もっともこれをアップする4月末までは、ちょっと無理でしょうね)

  てんてんてんまり てんてまり 
  てんてんてまりの てがとれて
  ・・・・・・・

 今日会社の近くの桜の木の下を歩いていましたら、ふいにこんな歌が浮かんできました。良寛さんが子ども達と遊んでいる姿とともにです。(ちなみに良寛さんは我が地元、倉敷市の玉島円通寺におられたとか)。
 で、岡山市の柳川交差点から少し南へ下がったところに『良かん』というラーメン屋さんがあるのです。なんだか三題話になってしまいました。
 本当はここにラーメン屋さんがあるとは知らなかったのですが、○○さんにE−mailで教えていただいたのです。

 入ってみますとまだ新しい店構えです。ほぼいっぱいのお客のなかで、片隅に席が1つ空いていました。
 「ラーメンライス」「ラーメンとおにぎり」・・にぎやかに注文の声が飛び交います。むこうにはおでんもあるようです。私はメニューをみてネギラーメンを注文しました。  隣の人がついと立って、しばらくすると小鉢にキムチを盛って帰ってこられました。見回すと「キムチはサービス」なんて張り紙があります。立って探してみましたがわかりません。ウロウロ・・・。店員さんがみかねて「その入れ物の中ですよ。」なるほどスチールの容器の蓋を取ると、いっぱい入っています。私も小鉢にいっぱいに盛って席へ戻りました。
 で、この日は『良かん』さんという店の名前に似合わず、ネギラーメンにおろしにんにくを入れ、時々キムチを頬張りながらの『豪華スタミナラーメン』とあいなってしまいました。
 キムチって、ラーメンのなかへ入れてしまうより、こうして横に置いて時々つまむほうがずっと良いと思います。美味しかったです。
 「ごちそうさま」
 出がけにヒョッとみますと店の看板は『めん処 良観』となっているではありませんか。
 えーーーっっっ!!。『良寛』さんではなかったのです。ずっと私の勘違いでございました。大変失礼をばいたしました。(98、4)

PS: このあとも通ってしまいました。キムチをぽりぽり食べながらのラーメン、なぜか私の口に合ってしまったようです。

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辛子高菜とゴマとにんにくと

   岡山市東部、とくに東岡山あたりは、最近の私にとってはどちらかといえば疎遠なあたりです。娘が高校を卒業しましてからは、とんと行かなくなってしまいました。でもそこへ「おいしい博多ラーメンの店がある」という情報がはいっては行かないわけにはいきません。
 高島団地というのができたのは、昭和の40年代でしょうか。家が密集していて商店なども多く、なかなか活気を感じる団地です。その南側に山陽新幹線と在来線があり、高架の新幹線に沿って側道があります。ここいらの高架下はなかなかよく利用されていて、最近は「高島駅」という新駅までできています。
側道に沿ってさらに東へ進むと、左側に「ラーメン店が見えてきました。「くわん屋」と書いてあります。岡山弁で「くわん」とは「食べない」という意味なのですが・・・。
 入ろうとしたところ「ごめんなさい。うちは11時半からなんですよ。」笑くぼのきれいなおねえさんがとまどった表情をみせました。見るとまだ11時です。これはしまったわい。
 ひとまわりしましたが、あいにくここいらには知った食べ物屋がありません。なんて言い訳はやめまして、もう1度訪れたのはあのおねえさんの「くわん屋」です。

 白い壁に赤い柱。あれっ。どこかで見た雰囲気です。「どこだったかなー。」でもやはりかなり違うようでもあります。
 メニューには「こってり」「あっさり」・・・。え、これも何か似ている。でもここは博多ラーメンで、あの「天一」とは違うのです。

 「こってり」を注文しました。少し小ぶりの鉢に入ってきた白いスープのラーメンを少しつまんでするり。
 「うん、うん。」もう少しつるり。するすると入ってしまいます。
 でもやはり目の前の辛子高菜とゴマ、それにおろしにんにくを入れねばなりません。それぞれたっぷりいれまして。この高菜はとびきり辛いと聞いてきたのですが。ぽりぽり・・・。うん、たしかに辛い。ではもう少し・・(決して真似をしないでください)。
 「うん。これは辛い、美味しい。」
 いやー。ほんとうに美味しかったんです。博多ラーメンにしては、麺の量もわりと多かったようなんですが、ついつい「替え玉下さい。」なんて言ってしまいました。
 おなかもいっぱい。口のなかもひりひり。この幸せな気分で今日の夜勤は、さあ、張り切ってまいります。
 では皆様、またどこかのお店でお会いしましょう。         (98、5)


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番外編、広島のラーメン屋さん1

   私、ときどき広島へ出かけることがあるのです。そういう時はたいてい「お好み焼き」を食べるのですが、この日はなぜか「ラーメン」の看板にさそわれてしまいました。
 市内電車の八丁堀駅から北へ少し歩きます。白島線の電車と平行して歩いて2駅。え、なぜ電車に乗らないのかって。もちろん健康のためですよ。
右側に県立美術館が見えてきますが、そのとき左には赤いちょうちんの列が見えます。どちらかといえば出雲そば?といった和風な店構えなんです
が、これがラーメン屋さんなんです。名前はなんと『ななしや』。もしかしたらここのご亭主は「ごんべさん」なのかもしれませんね。
 なんてくだらないことを考えながらはいってみてまたびっくり。ラーメンのメニューの多いこと。中華そば(500円)を筆頭に、生わかめラーメン、にんにくラーメン、納豆ラーメン、そしてたまご、コロッケ、ニラ、キムチ、チャーシュー、野菜、みそ野菜、それから餃子ラーメン。さらに きわめつきは「たこラーメン」「いかラーメン」。
 ラーメンはみな普通の醤油ラーメンらしいですから、最近の言葉で言いますと、トッピングが多いというんでしょうね、これ。

 お隣のご婦人は「コロッケラーメン」を美味しそうに食べていらっしゃいました。
 私は「わかめラーメン」。これ、50円しか増えてないのに、わかめはたっぷりあって、美味しかったです。一緒に注文した餃子もなかなか美味でした。
 ただここのスープはなぜかコショーがあわず、一味がほしいなと思ってしまいました。
 営:11時〜24時   無休
ps:お隣は税務署さんでした。それで岡山の西大寺にも税務署の前に美 味しいラーメン屋さんがあるのを思いだしました。
                          (98,5)

ps2:広島のアーちゃんに、「ななしや」のホームページを教えていただきました。ありがとうございました。(98,8)

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トウガラシの文化誌とかけて・・(ああカプサイシン)

   「トウガラシの文化誌」という本があります。インド生まれのアマール・ナージさんが、トウガラシを求めて全世界をかけめぐって書き上げた本です。
書評につられて買って読んだのですが、紀行文風にまとめられていてなかなか面白かったです。
 トウガラシの原産地は南米で、「歴史を変え、人生を熱くする、強烈な魅力」と表現され、カプサイシンと呼ばれるその辛み成分は、決して味覚を壊さないことや、トウガラシの辛さの基準値なども解説されていました。

 で、辛いラーメンが食べたくなったのです。そう、ベトコンでなく、別の。
 そこで、じゃーん。台湾料理の店「あじ仙」の登場でーす。倉敷市の2号線笹沖交差点を南へしばし走りますと、左にホームセンター「なんば」があります。そこを右に曲がるとまもなく、赤い「台湾ラーメン」の幟がみえてきます。これが「あじ仙」です。
 いろんなメニューがありますが、なんと最初にのっているのが、「台湾ラーメン」です。()して、中辛、激辛、なんてあります。中辛を注文しました。
 お隣の皆様は「ラーメン定食」で、辛そうなラーメンにごはん。トウガラシの2〜3本乗せられたキムチといった内容のようです。
 でもごはんのいらない私は「台湾ラーメン」のみ。来ましたきました。白い鉢のラーメンには、ミンチ肉とにら、そしてあのトウガラシが7〜8本乗っています。え!。麺は普通よりもかなり黄色です。お味は・・。うんうん。結構辛い。ちょうど私の好みくらいの辛さです。真っ赤なトウガラシを1本ぱくり。
むしゃむしゃ。でも、そんなでもないのはどうしてでしょう。
 まあ美味しくたべられましたし、少ないスープは余すことなくいただきました。でもーーー。なんなんでしょう。いつもの、後に残る充実感がないのは。どうも味音痴の私にはよくわからないことが多いのですが、だしのせいなんでしょうか???。
 営:11:30〜14:00  17:00〜23:00
 休:月曜。第3火曜。
                         (98,5)

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「ガッツ石松」のつくるラーメン

   「ああ、あそこ。まあ、普通の味だよ。」このホームページを始めた1年半ほど前、近くに勤める友人の感想を信じた私は、その後特別にはそのラーメン店に足を運ぶことはありませんでした。
 今年の正月にテレビ東京の番組で、岡山のラーメン屋の代表?として取り上げられ、食べたひとからは「お客がいっぱいだったし、おいしかったよ。」というメールが入っても、腰を上げるまでに半年かかった私は、かなりの頑固ものなのかもしれません。

   で、ようやくその「浜ラーメン」へ行ってみました。車を止めて、表戸を開けて入ると、と、と、と、なんとそこに居たのは・・・。(どうもこのところワイドショーの見すぎなのかもしれませんネ)。
 「いらっしゃい」と迎えてくれた店主は、なんとテレビでおなじみの「ガッツ石松」さんではありませんか。いや、よくみると顔のデコボコも少なく、よく似てはいるものの、どうもちがうようです。
 でも「ガッツ石松」さん?にラーメンを作ってもらえるなんて、幸せこのうえはありません。
 「わかめ入り」を注文しまして、美味しくいただきました。
 ふとみると正面にゴルフ場の絵が飾ってあります。テレビではちょうどゴルフ中継の真っ最中。どうやらかなりゴルフ好きの「ガッツ石松」さんのようです。また後ろに『面白くないので遊んでいます』なんてユーモア?あふれる休店札がねかせてあったのも、店主の職人肌をよくあらわしているようで面白かったです。
 土曜の昼時間だったのですが、12席の店内に私も含めてお客は4人。一時のブームも落ち着いたのでしょうか。

 え、かんじんの味はどうだったかって。うーん。どう言えばいいでしょうか。「岡山では普通の美味しさ」なんて表現が全国に通じるでしょうかね。でも、入れ替わりに、神戸ナンバーが駐車場に止まったところをみますと、まだまだTV番組効果が残っているのでしょうか。      (98、6)

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元祖、岡山のラーメンは、35円だった

   このホームページも創設1年半となり、おかげさまで延べ1万人を越える皆様に見ていただきました。ありがとうございます。
 「カウンター1万突破ラーメンプレゼント」にも皆様ご応募いただきまして、ありがとうございました。
 今日はそのプレゼント発送の為に、久方ぶりにおとずれた「浅月」でのお話です。

 『千葉県?、この前うち、船橋に行きましたよ。東武デパートでの岡山県物産展への出品です。』
 『ラーメンは全国にありますでしょう。岡山にもこんなラーメンがありますって紹介する為ということなんですが。』
 『今回はこの持ち帰り品を売らしていただいたのですが、今度からは茶屋を出してみんなに食べていただいたら、と勧められましてね。そうしようかと思っているんですよ』

 話していただいたのは、沢口靖子似で、沢田亜矢子の雰囲気を漂わせた??美人の奥さん(正確には「社長夫人」)でした。
 「岡山駅でも売られたり、岡山のラーメン紹介のためにいろいろやられておられますね。」
 『そうです。岡山のうまいもの展とか、児島繊維まつりとか、博覧会などにも出品しているんですよ。』

 「このお店は、古いですよね。」
 『ええ。昭和23年創業ですから。いちばん古いんじゃあないでしょうか。当時は岡山にはラーメン屋さんてなくて、小紫さんがうちに食べにこられたあとはじめられたというくらいだそうです。』
 『そのころは薪でやっていました。おじいさんがステテコ姿のまま、汗ダクダクで薪をくべて湯を沸かしていたんですよ。』
 『どうしてお客さんがこんなに残されるのかと、残り汁を飲んで研究したこともあったと聞いています。』
 『すぐ前に映画館があったでしょう。娯楽のない頃で、午後10時に映画が終わったあと、そのお客さんがどっとうちに食べに来られたんです。夜中の1時2時までも営業が続きました。』
 『私なんか手伝っていても小さかったでしょう。お客さんがずらっと並んでおられたら、どうしてこんなに多いんだろう。早く終わらないか・・・なんて何時も思っていたのをよく覚えています。』
 『値段もたしか、35円のときがあったと思います。小さいときでおぼろげな記憶なんですが。』

 このインタビューのせいでしょうか?。この日の浅月ラーメンはことのほか美味しく、とうとう汁まで飲み干してしまった私でした。
 やはり「浅月」は、岡山を代表する味の1つのようです。 (98,6)

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30号線沿い、食堂風のラーメン屋さん

   国道30号線は、岡山市からまっすぐ南へ伸び、約25キロ。「造船の町玉野市」を結びます。
 その沿線はなぜかラーメン屋の多いところです。熊五郎、8番ラーメン、豚太郎、浅月、餐休、すわき後楽、ひろ兵衛、ラーメン亭、麺道楽・・・・。
ちょっとあげただけでもこれだけあがってきます。
そのなかに「道」という食堂風のラーメン屋があるのはわかってはいたのです。でも、道路の拡張工事にかかったらしく、たまに通るときはいつも開いているのか閉まっているのかわからない様子でした。
 ところが今日通ってみますと、ちょっと奥まってはいますが、新築で開店していたのです。
 30号線、錦交差点のすぐ西側。「味で勝負、ラーメン、お食事、道」という看板が目につきます。
 入ってみると、駐車場の広さとは違ってこじんまりと20数席。新しいレストランといった雰囲気です。
 ラーメンを注文したのですが、大きな鉢にちょっと上品目に盛られて出てきました。スープは透明な醤油のスープ。私にしては、「超」あっさりを久しぶりに食べてしまいました。
 食べているときは、家庭でも作れる普通の・・・なんて思っていたのですが、あとからやんわりしみだしてくる、この美味しさはなんなんでしょうね。(この表現、どっかで使ったようにも思います。私の語彙不足です。ごめんなんさい。)
                      (98、6)

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国道30号線のつきあたりは、札幌ラーメンだった

   前のページでラーメン銀座とお伝えした国道30号線。その突き当たり、といいましても旧道のことです。ループ橋ができる前ですから、知らない人の方がおおいかもしれません。もっとも今は八浜の南にトンネルができまして、岡山から行くのはこちらがメインになったようでもありますが。
 宇高連絡船が廃止されて、JR宇野駅も少し北へ移動しました。その前の通りを西へいきまして、最初の信号を右へ曲がると、そのラーメン屋さんがあるのです。
 各地と同じく、少しづつ人通りの少なくなっている、「築港銀座」の一角にあるのが「札幌ラーメン くるまや」です。以前から「玉野に美
味しいラーメンがある」とは聞いていたのですが、なかなか出かけられませんでした。 でも、今日は意を決して行ってみました。
 「あっ!!」入ってみておどろきました。カウンターのみで、隅にはいかにもゴキブリ君もいそうな、私には一目美味しいラーメン屋さんだったのです。

 味噌、醤油、塩バター・・のメニューのなかに、「ピリッと辛いネギラーメン」というのがありましたので注文しました。
 もやしの乗った味噌ラーメンの上に、キムチのように漬け込んだネギをたっぷりのっけて出てきました。刻んだチャーシューも同時に漬け込んであるようです。なかなかのバランスです。
 うん。美味しい。たいして辛くなく、まあ「ピリッ」くらいです。
 とうとうスープも全部飲んでしまいました。
 で、気に入ったのは、新聞「赤旗」がおいてあったことです。
 「この新聞、置いてあるんですね。」
 『ああ、取っているんですよ。今はこの党しかまともなことを言ってないでしょう。』
 さらっと言われてしまいました。赤旗ファンの私としては、さらに味が美味しくなったのは勿論ではあります。
 でも、いつも通うとなると、22キロもありますと・・・。
 皆様、ぜひ食べに行ってください。赤旗は別にしましても、美味しいことうけあいです。
営:12時〜14時。18時〜25時半。(97、6)

PS:この[くるまや]は,主に神奈川周辺で展開している『札幌ラーメン系』のチェーン店なのだそうです。

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笠岡インターのすぐ北は、人参の乗ったラーメンでした

   山陽自動車道、笠岡インターのすぐ近くに、美味しいラーメン屋さんがあるという情報は、このHPをはじめてより何人かの皆さんに寄せていただきました。で、今日は行ってみることにしたのです。つれあい殿と一緒に参議院選挙の投票を済ませたその足で。
 岡山県でも最西部、井原市と笠岡市を中心として、井笠地域といわれるところです。ここいらは経済的には広島県東部の福山経済圏と言ってよいところですが、明治、大正、昭和にかけて偉人を輩出しました。とくに平櫛田中、小野竹喬の2人は近代日本美術界の重鎮で、ともに地元にその名を冠した美術館が建てられています。この両美術館には私も何度か足を運んだのですが、当然その時前を通ったであろうこの「とんぺい(東北)」というラーメン屋さんは、まだ食べたことがありませんでした。
 笠岡インターから北へ約1キロ弱。ふいに右に看板が見えてきました。注意してなければ通り過ぎたところです。さきに来て待っておられたらしい方々が、私たちが到着するとすぐ車から出て、ぞろぞろと店の中へ入っていかれます。どこにでもある(昔はあった?)田舎町の食堂といった雰囲気ですが、さすがにけっこう流行っているのでしょう。
 メニューはけっこう多く、ラーメン、味噌ラーメン、・・・・。私はピリ辛ラーメン、つれあい殿はわかめラーメン。それにギョーザを注文しました。
 「えっ!!」
 黒い鉢に入って出てきたラーメンは、なんと中央が真っ赤なのです。よく見ますと、人参を細く細く千切りにしたものが、中央にうず高く盛ってあるではありませんか。これにははじめてお目にかかりました。???
 「どう、おいしい?」
 「うん、まあまあかな。」「どれどれ・・」
 「・・・・」
 「これって、ちょっと味が薄くない?。」
 「うん。僕のは唐辛子入りだからまあいいけど。でも味は薄い気がする。」
 「あっ。甘さ辛さは加減できますって書いてあるわ。辛目に注文したらよかったのかしら?。」
 朝1番(11時)だったせいなのでしょうか?。人参もちょっとゆがいたら、おつゆがよくからむのに・・、なんてよけいなことも考えてしまいました。
 ギョーザはけっこう美味しかったですよ。(98、7)

PS:岡山ラーメン学会「笠岡ラーメンツアー」で訪れました。こんどはアガルタさんの御意見で、「固め、辛め、脂多め」のラーメンを注文。これは薄いなんてことはなく、なんだか味噌ラーメンのようなコクがあって、とっても美味しかったです。(99、1)

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同じ名前で出ていますが、半ちゃんラーメンはいかが

   私は、学校を卒業すると同時に勤め人となり、今日まで幸いリストラといったこわいものにもあわずにやってきました。でも友人には、卒業と同時に自営業を選んだ方もいるのです。
 もう10数年も前のことでしたでしょうか。わが家の子供達がまだ小さいころでした。その方が商売替えをされまして、県道脇の自分の田圃をつぶして、「熊五郎」というラーメン屋を始めたのです。
 友人ということもあり、ファミレス風の店が家族で行くのによかったこともあって、7キロくらいもあったのですが、何回か通ったものでした。もう記憶が薄れましたが、メニューも豊富でそこそこの味だったと記憶しています。でも、残念ながら数年後にその店は、お弁当屋さんになってしまったようなんです。
 「熊五郎」というのが、大阪、神戸あたりでチェーン展開をしているラーメン屋だということは、このホームページをするようになりまして初めて知りました。

 で、「岡山市のどまんなかに、熊五郎というそこそこのラーメン屋がありますよ。」というメールをいただいたのです。さっそくお昼休みにちょっと足をのばしました。場所は柳川交差店の北西部。柳川筋から西へ1本目の道を北へ入ってすぐ左のところです。
 なるほどありました。家と家の間に、申し訳程度に「熊五郎」という字が見えます。入ってみますと数人の先客がありました。いちばん奥にカウンターがあって、入り口近くにいくつか机と椅子があります。けっこうおいしそうな店構えではありませんか。醤油、しお、味噌ととりそろえてあるようです。私は普通の醤油ラーメンを頼みました。
 みるとお隣へは、ラーメンのほかに小さなお茶碗に、真っ黒な炒飯のようなものが盛られてでています。「半ちゃんラーメン」というんだそうです。あとから来た人が「半ちゃん塩」と注文していました。あれも美味しそうです。塩にはもやしも入っていて、味だけではなく具も少し違うようでした。
 「ここって、あの熊五郎チェーンですか」
 『ちがいます。天満屋近くの中地下店とここだけです。』
 おばさんは、いっしょにしないでくれ・・とでもいうように答えてくれました。
 どうやら名前は同じでも、岡山の「熊五郎」はまた別のようです。ふとみると、ご主人の鼻の下にはふさふさとしたお髭がたくわえられています。あれが「熊」なんだな・・・。
 後日、中地下店へも行きましたが、こちらもけっこう流行っているようでした。きっと美味しいんでしょうネ。

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吉備路のもう1つのラーメン屋さん

   今日は久方ぶりにつれあい殿をさそいましてて、吉備路あたりに車をはしらせたのです。夕暮れが迫る頃で、盆地の周辺、すこし山へかかるあたりに、黄色い明かりの群集が点々とみえます。どうやら果樹園のようです。夕闇に浮かび上がった光は幻想的でさえありますが。あとで聞いたところでは、桃畑の虫よけなんだそうです。
 ここらあたりは以前に「吉備路はときならぬラーメン戦争」でふれましたが、今日は「雪舟」でなく「吉備路」に入ってみることにしました。
 中華そば「吉備路」は、中へ入ってみると以外に広く、40〜50人も入れるでしょうか。増築したような部分には新しい机に椅子が6脚という、家族で食事にくるにはちょうどいい席もいくつか用意してありました。
 値段も「中華そば」400円と安価です。つれあい殿はその中華そばのわかめ入り、私は「辛口やんちゃ味噌味そば」という長い名前のラーメンにしました。そのほかにも「元気そば」(野菜山盛り)、「スタミナそば」(肉ミンチのようなものが乗っていた)etc・・・とけっこうメニューは豊富です。

 『あっ、この麺、美味しい!!!』1口食べて、つれあい殿が叫びました。
 「どれどれ。」たしかにちょっと固めといいますか、腰があってあまりどこにもない美味しい麺のようです。
 「すーぷは?」
 『うん。美味しい。』
 中華そばの醤油味のスープも美味しかったのですが、でも、つれあい殿は途中で『うーん。でもちょっと・・・。』なんていいまして水でちょっと薄めておられました。きっと醤油辛かったのでしょう。
 私の食べた「辛口やんちゃ味噌味そば」といえば、ピリ辛味に肉みそも乗った味噌ラーメンで美味しかったです。つれあい殿もこちらのスープを何杯かすくっておられましたが、とうとう2人して飲み干してしまいました。

 出がけの駐車場でのことです。「向かいの駐車場もご利用下さい」という看板があるのです。えっ!!!。向かいは「川島ジャンボうどん」ではありませんか。まさか経営が同じということはないでしょうが、もしそうだとしましと、あの川島ジャンボ(私もここの釜上げうどんは大好きなんです)のノウハウが生きた麺が美味しかったのも納得できるような気がしました。(98,7)

  

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