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番外編・全国まなべ会岡山大会参加記
全国の「まなべ」さんたち150人が岡山に
 「全国まなべ会」の総会が岡山で開かれるという話しを聞きました。全国の真鍋、真部、真辺、間部、真名部・・さんたちが集まって作っている会で、岡山県笠岡諸島の真鍋島をルーツの地として、先祖祭や交流を行っているとのことでした。
 私と同じようなことを考えている会がどのようなものか、ちょっと興味がありましたので、部外者ですが第1日目のみ参加させていただきました。

 6月3日(土)、会場の岡山国際ホテルは郊外の小高い丘の中腹にある立派なホテルですが、そこへ北海道から九州まで150人あまりの「まなべ」さんが集まってきています。どちらかといえば年配の方が多いようですが、でも30代でしょうか、結構若いかたも目につきます。
 何と、「第20回まなべ会総会」。そうです、結成以来毎年1回の総会が、もう20回も続いているのです。19年前に真鍋島の旅館で20名あまりで結成した「全国まなべ会」は、今では20都道府県に支部ができ、家族も含めた総会員数は約3、000人、全国役員数も約340名という大集団にふくれあがっているのだそうです。
 総会は来賓の真鍋賢治元環境庁長官、岡山市長をむかえ、「活動報告方針」「財政報告方針」となぜか整然と進んでいます。私の感覚ではこのような会はもっと「ナアナア」の会かと思いましたが、ちゃんとした「全国役員会」なども持ち、きっちりと組織されているのには驚きました。やはり20年の年輪なんでしょうか。

名前のみで呼びあって!
 おっと、あちらから1升びんをぶらさげた紳士がやってきます。胸には「北海道 ◯」のネームプレート。ここは総会後の懇親会の会場です。でも150人のまなべさんたちのネームプレートは、当然といえば当然なのですが、みんな「勝」とか「裕二」とか名前のみ。挨拶も「◯◯です」と名前を名乗っておられます。慣れるのにちょっと時間がかかる雰囲気ではありました。でも、この料理、結構美味しい・・・。
 あ、そうそう、北海道の方が近づいてこられました。今年は5人も参加されたそうですが、手にもたれた1升びんには「清酒まなべ」とはっきり見てとれます。旭川のお酒ですが、これも美味しかったです。ごちそう様でした。
 もう1つ不思議なことがありました。私はこの会では真鍋姓の歴史とか「わが家のルーツは・・」といった話しがたくさん出るものと思っていたのです。ところがこの日はなぜかほとんどそういう話しが出なかったのです。不思議に思って尋ねてみました。「最初のころはそういう話しが中心だったけれども、最近ではあまり出なくなった」のだそうです。でも明日の真鍋島観光ではたぶんそういう話しが出るのではということでした。
 真鍋島には「まなべの碑」という立派な石碑がこの会によって建てられていて、明日6月4日には観光がてらこの150人のまなべさん達が参拝されるのだそうです。
 全国に3万5千人を数えるという「まなべ」さん達の熱気に圧倒されながら、心地よい夜風に身をまかせて帰途についた私の頭には、「全国すぎはら会」という文字が灯いては消え、消えては灯きしていました。(00、6)

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