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京都にもあった『杉原町』

京都へ杉原姓取材に出かける前、インターネットでいろいろ検索していてみつけてしまったのです。「京都市西京区樫原杉原町」。あ、こんなところにも「杉原」という地名がある!!。
これはもう出かけてみないわけにはいきません。阪急電車桂駅から西南へ1キロ余りでしょうか。樫原(かたぎはら)というところにある杉原町です。

住宅地のいちばん南側に「三ノ宮神社」という大きな神社がありました。保育園なども経営なさっているようです。おりよく宮司さんの奥様がおられ、少しお話をうかがえました。
「ええ、このほんの小さな地区なんですが、杉原町というんですよ。」
なるほど、地図で確認しますと、100m四方程度のところです。
「どうして杉原町というんでしょうね。わかるかどうか、また主人にも聞いておきます。」
「このお宮も由来はよくわからないらしいんです。ただあの後ろにある社(やしろ)は、27~8年前伊勢神宮の遷宮のときいただいたものなんですよ。」
お宮の正面を少し回ってみますと、なるほど立派なお社があります。そういえば伊勢遷宮のときTVで見覚えがある形のようにも思いました。ス、スゴイ!!
京都市の西南部、山陰街道沿いにある『杉原町』。どんな由来があるんでしょうね。
そう思って地図をみていましたら、な、なんと近くに他の「三ノ宮神社」「三宮神社」の名があるではありませんか。ひい、ふう、みい‥‥。ざっと数えて5つの三ノ宮神社があります。あ、三宮寺まで?。いったいどういうことなんでしょうね。
ということで、謎をはらんだ京都市『杉原町』訪問記でした。尚念のため電話帳を見てみましたが、ここに杉原家はないようでした。
PS:後日、宮司さんからお手紙をいただきました。
『昔、神社のまわりに杉林があったようで、私が生まれた時には大杉が3本ありました。(略)ごく最近まで杉原町は神社のみでした。樫原杉原町の地名どおり、樫の木が神社には多く、地元の木として樫の木がしたしまれています。』
なんだかほのぼのとした杉原町の説明に、嬉しくなってしまいました。ありがとうございました。
(2002,1)
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