藺草の先刈り
杉原栄治写真館タイトルへ戻る
 昭和33年5月
 寒い冬に植え付けられた藺草は、暖かくなると急速に高さを増してきます。5月ころになると、先の刈込みをして長さをそろえるととも、に太いしっかりした藺草に育つようにします。この作業は広い田んぼに入って、はさみで手作業で行うため、手首を痛めちょうど「けんしょう炎」のような症状に悩まされます。これを当時「こ腕が下がる」といいました。栄治はこの写真について、次のように詩っています。
 『さがりたる こうで無理して 酷使する  生活の為の 戦なれば』
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