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富山県中部にかって『杉原村』と言っていた地域があり、そこと近辺に3つの杉原神社がある・・・。このHPを始めた頃、その杉原神社宮司の杉原さんから情報と原稿をいただきました。 個人的には富山は、アルペンルートの出発地として通過したことがあるのみという私でしたが、今回ゆっくり滞在する機会に恵まれましたので、この富山県旧杉原村を訪ねてみました。
富山平野は南の日本アルプスから日本海へそそぐ、神通川、黒部川など数本の大きな河川の扇状地として形成された平野です。日本地図ではそうは見えませんが、現地に来て見ると、真っ平らな広い平野が延々と続くところだと言うのがわかります。
「これは真榊と言って、私が伊勢神宮から移したものです。」と禰宜の杉原秀圭さん。そういえばよく見る榊とは葉が2倍くらいもある榊の木が、社殿の前にずらりと並んでいます。杉の木との取り合わせも見事です。 |
杉原神社(黒田)前にて、宮司の杉原さん | 浜ノ子地区の杉原神社 | 田尾地区の杉原神社 |
この富山の杉原地区、明治の大合併のおりに黒田、井田、大杉、杉田、神通・・・といった17カ村ほかが合併して『杉原村』となりました。そして昭和20年代末の合併で、隣の旧八尾町と合併して八尾町に。さらに今年の大合併で富山市八尾町へと変遷したのです。
八尾町といえば『おわら風の盆』が頭に浮かびます。ここも見てみよう・・・。
富山の宿に泊まり、朝の散歩を楽しんでいますと、イタチ川というまことに風情のある川に沿って街が発達したことがわかります。そしてその一角にあったのが『延命地蔵』というお地蔵様。隣に清水が湧き出しています。立山からの水だそうで、散歩で汗をかいていた身には、まことに心地よい良水でした。まさに『延命』です。
そして出てきたラーメン。なかなかのお味でした。まあ普通のラーメンなのですが、魚介類をあわせたスープといい、柔らかいチャーシューと麺とのバランスといい、これが美味しかったのです。お向かいの杉原秀圭さんも意外だったようで、「う~ん、う~ん」と何回かうなった末「そういえば、忘れていましたが、ここのラーメンが美味しいと評判になったことがありましたね。」と。 ともかく今回の富山杉原地区の取材、終始ご案内いただいた杉原神社禰宜の杉原秀圭さんに感謝感謝でありました。(2005,8)
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